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第47回神社視察参拝 [令和6年9月19日] | |
バスの車窓右側に筑波山が見えます。佐倉からでも見えるお山ですが、いつもとは違う方角から見るとまた違った趣きがありますね。 千葉県でも北総地域では冬に強い北風が吹く事を「筑波颪・つくばおろし」と呼びまして、それがモロに当たる佐倉の冬は寒いのです。 気がつけば今日から秋のお彼岸。暑さ寒さも彼岸までと申しますね。今日はまだ暑いですが、週末からは気温も下がるそうです。そう願いたいです。 今日は千葉県神社総代会印旛支部主催の「第47回神社視察参拝研修会」。印旛の神主仲間では「神社めぐり」と呼ばれている研修会です。 以前は8月のお盆過ぎに行なっていましたが、年々早まる稲刈りの時期と重なり、また東京方面に視察の際は、その暑さに参加者の年齢層も考慮して現行の9月開催となった経緯があります。 今回は茨城県の大洗磯前神社と酒列磯崎神社の2社を正式参拝し、その間に那珂湊で昼食という日程です。 正式参拝した両社は共に斉衡3年(856)の御創立。今年で御鎮座1168年になります。 「日本文徳天皇実録」にその様子が記されており、大洗様は大己貴命を。酒列様は少彦名命を主祭神としてお祀りしており、配祭神はその逆となります。なので両社は兄弟神社と称されています。 御創立の平安時代より隆盛を誇った両社ですが、戦国時代に荒廃。江戸時代となり水戸藩第二代藩主徳川光圀公、あの水戸黄門様の尽力により現在の社殿が造営され、復興を遂げました。 海沿いのお社という事もあり御殿は白木造ですが、彫刻に素晴らしい作品が多数あります。 その一つ、大洗様は神門に御祭神と所縁のある兎が。酒列様は拝殿の向拝に左甚五郎作の葡萄と栗鼠の彫刻があり、皆さんもご参拝の折には是非ご覧を頂きたいと思います。 一行を乗せたバスは常磐道谷田部東サービスエリアに着きました。最後のトイレ休憩との事なので、ちょっくら行ってきます。 |
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狛犬まわりの枝払い [令和6年9月18日] | |
昨日の中秋の名月、皆さんはご覧になりましたか?お陰様で佐倉はとても良く見えまして、麻賀多様と叔父様の月読尊様も沢山の語らいと、御神酒を酌み交わされたことと思われます。 ここでひとつ。中秋の名月は時によって満月ではないと言うことを皆さんはご存じでしょうか? 今回はそれにあたりまして、満月となったのは本日午前11時34分なんですよ。 月というのは常に満ち欠けをしているので、夜に満月とならない場合もあんです。 今夜もほぼ満月の状態ですが、上記で言いますと既に欠け始めているんです。 なので欠け始めの満月よりも、これから満る満月を愛でる、この日本人的感覚って素敵ですよね。 そんなことを思いながら、見えない満月になった時間帯、宮司は鳥居の両脇にある狛犬さんのまわりを大掃除しておりました。 この場所は御例祭時に神社と氏子町の高張提灯が掲げられる場所で、来月5日にその作業が行なわれます。 人手不足なのは当社も一緒でして、さらに今年の猛暑は外作業をするに忍びない暑さ。 暫く放置をしておりましたら、植物ってそんなのお構いなしに枝葉を伸ばすので、成長著しくジャングルに・苦笑 これじゃあ、作業当日には大掃除から始めなきゃならなくなり、ただでさえ賑やかな人達が集まりますので、今のうちに枝払いをしておこうと言う事なんです。 枝もここ2〜3年で伸びた物なので余り太くなく、剪定鋏の親分のような物を使うとスパッと切れます。 作業をすること気付けば3時間。木陰ですので夢中で行ないましたが、これが日向だったら途中で止めていたかも。いや絶対に止めました・笑 払った枝、以前は焚き上げて灰にして境内樹の根元に撒いておりましたが、今は新社務所建設中で境内での焚き上げが出来ない事から、程良い長さに整え、一般可燃で出すようになりました。 手に届くところはほぼ終ったのですが、椎の枝が道路に出ているところは未だ手つかず。 社務の合間、どうにか今月中にそこまでやっつけて10月に入りたいと思います。 |
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飯香岡さまと中秋の名月 [令和6年9月17日] | |
昨日は良い感じに涼しくなったと思いきや、今日はまた真夏の暑さに逆戻り。 南下していた秋雨前線が北上したので、そこに向かって南風が吹き込んでいるんだとか。空気って気圧の高いところから低いところに流れますので、理論上も物理上もその通りなのです。 今日の宮司は市原市八幡宿に鎮座する上総国総社こと飯香岡八幡宮(いいがおかはちまんぐう)の秋季大祭に、神社本庁からの幣帛料を献じる献幣使として参向しました。 宮司は平澤牧人さんで、3月15日が春季大祭で、陰暦8月15日、一般的には中秋の名月の日が秋季大祭となります。 宮司が献幣使として参向するのは今回で3回目。役員さんや氏子青年会の皆さんとも随分と顔見知りになりました。 午前10時からの祭典は国重要文化財指定の本殿が開扉され、5基の御神輿は拝殿内に安置。 千葉県指定文化財の拝殿には多くの参列者があり、上総国総社の歴史と重みを感じることが出来ます。 御殿での祭典後は、境内の池に場所を移して放生会を行ないます。 放生会とは一昨日書いた宇佐神宮発祥の行事で、命の大切さを説き、また亡くなった方への供養を併せ持つ行事で、同宮では錦鯉を池に放ちます。 先ず平澤宮司から放ち、次に献幣使の宮司。そして祭典委員長や神社役員が続いて、納めに飯香岡八幡宮氏子成年会長が放ちます。 今年の錦鯉は元気者揃いで、なかなかに網に入ってくれませんし、放つにしても錦鯉自身が池にジャンプ・その度に驚きと歓声が上がりました。 暑さのかな、額に汗しての奉仕となりましたが、所載恙なく齋行されました事、目出度い限りです。 天武天皇の御代、白鳳4年(675)に勅命として全国の一国一社の国府八幡宮として創建された飯香岡八幡宮。 来年令和7年には御鎮座1350年を迎え、その式年大祭が齋行されると直会で発表されました。 益々御社頭が隆盛される事を祈念して同宮を後に、お昼過ぎに帰倉。今度は麻賀多神社の中秋の名月宴の準備に取り掛かります。 当社は年に1回(基本的には)、拝殿の扉を閉めない夜があります。その日が今夜、中秋の名月の夜なんです。 麻賀多神社の御祭神「稚産霊命・わかむすびのみこと」様とお月様の神様である「月読尊・つくよみのみこと」様は姪と叔父にあたり、その二柱(ふたはしら)の神々が夜通し宴を開きます。なので扉を閉めないのです。 ただ、防犯の観点から拝殿のガラス戸は閉めざるを得ないのですが、そこは神様。楽しく宴をして頂けると思います。 今回のお月見団子も地元の蔵六餅本舗木村屋謹製で、盛り付けが智勇権禰宜。すすきの調整は宮司が行ないました。 御例祭を前に、麻賀多の大神様も慌ただしいことと拝察します。今夜は存分にお楽しみ下さい。 |
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お祭り準備も顔つなぎ [令和6年9月16日] | |
敬老の日でございます。現在の我が国の定義では65歳以上の方を高齢者をするそうでして、そう考えると神社の役員さんって8割方その枠に入るんですよね。 宮司に就任した24年前、自分の祖父よりも年上な役員さんも結構いらっしゃって、戦前の佐倉や戦争の話を沢山して下さいました。 それが今の宮司講話に役立っておりまして、役員の世代交代に伴い、その様な話も聞く機会がほぼ無くなりました。大切な話をしてくれた皆さんに、感謝しております。ありがたいですね。 日本の高齢化率は20,3パーセントで、世界でも抜きん出ているそうです。所謂、少子高齢社会なのですが、今年元日に地震が襲った能登半島、その先端にある珠洲市は高齢化率が5割を超え隣の輪島市でも49パーセントと、これからの復興を考えると計画を立てるのが非常に難しいんです。 その珠洲市の須須神社でこの14日に秋季例祭が齋行され、日本一大きなキリコにも灯りが点され、変則的ではありましたが無事にお祭りを納めたとSNSにアップされていました。 佐倉もそうなんですが、普段若い人が少ないのにお祭りになるとみんな集まる。帰ってくる。やっぱりお祭りって特別な力を持っているんですよね。 須須神社さんのSNSを読んでいると、社務所の裏手から賑やかな笑い声が沢山聞こえてきました。 当社の境内西側には4町内の御神酒所や山車の倉が並んでおり、そのうち並木町と横町の倉が開けられ、祭礼用具の点検と整備が行なわれていました。 宮司も横町組の一員ですので、ご挨拶にちょっと顔を出してきたんです。 まあ、点検と言ってもそれ自体は余り大げさな感じではなく、その後のお茶の時間が実はとてお大事。 近所にいても普段なかなか顔を合せる機会がない人も多く、話題は今年のお祭りの事だけではなく、近況報告や子供の塾について等々、尽きることはありません・笑 この笑い声、時間にして2時間くらいやっておりましたので、沢山の情報を交換することが出来たでしょう。 地元を離れていても、お祭りやその準備に帰ってくる。地元愛でもあるしいざという時の繋がりでもある。 10月の御例祭を前にお祭りの準備も加速していきます。最高の繋がりを盛って当日を迎えたいですね。 |
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弥勒のお祭りは暑い [令和6年9月15日] | |
東北から北陸に掛けて延びる秋雨前線に向かって南風が吹き込んでいます。それも2日連続で。 なので、佐倉は暑いのなんの。朝の水遣りの段階で宮司の額には汗が滴りまして、塩っぱい思いを致しました。 この暑さの中、兼務である弥勒町八幡神社では昨日が例祭で、今日は御神輿の町内渡御が行なわれ、境内では縁日が催されています。 正直なところ、熱中症が出ていないか心配でして、今のところ特段連絡も無いので大丈夫かなぁっと。 弥勒町八幡神社の御祭神は誉田別命(ほんだわけのみこと)で、一般的には応神天皇として知られております。 御本社は九州は大分県の宇佐市に鎮座する宇佐神宮。こちらも宇佐八幡宮と言った方が判りやすいかもしれませんが、正式には宇佐神宮なのです。 詳しい鎮座の年代は不詳ですが、江戸時代には同町の松林寺付近に鎮座しており、それが火災に遭って現在の場所へ遷座。明治29年(1896)にも火災に遭い、現社殿が造営されました。 例祭日は9月14日で、翌15日に縁日だったのですが、敬老の日が9月第3月曜日に移ったため、現在の縁日は15日以降の日曜日に行なわれています。 それを鑑みると、今年は本来の日程ピッタリで、皆さんさぞかし楽しんでいると思います。 何故かというと、昨日の直会でその和台になり、やっぱり元々の日が良いよねと。 弥勒町という町名ですが、町内に勝寿寺というお寺が有り、その御本尊が弥勒菩薩な事によります。 実はここに大事なことが秘められておりまして、宇佐神宮に明治初期まで存在した神宮寺が弥勒寺と言うんです。 神仏習合の時代、八幡神は八幡大菩薩とも称され、神社によっては仏像を御神体としている所もあるんです。 勝寿寺が弥勒町八幡神社の別当寺であったという記録、宮司は目にしておりませんが、多分そうだったんじゃないかと考えられるのです。 因みに江戸時代まで麻賀多神社や八幡神社の神主を務めていた宮越大和守の居宅は、現在の弥勒町消防庫付近に有り、そこから麻賀多神社へ日参していました。 ここの御例祭は社殿で祭典を齋行した後に、境外社の子安神社と道祖神社でも祝詞奏上と代表者の玉串奉奠を行ないます。 その時間は午後3時半頃。西日がキツく、行きは後頭部が、戻りは顔が日に照らされて暑いのなんの。 残暑っていつまで続くんでしょうね。神主にも氏子さんにも優しい気候でお祭りがしたいです。 |
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竿のさき赤蜻蛉 [令和6年9月14日] | |
自民党の総裁選が始まって最初の週末。立候補をした9名はどこぞで、またテレビなどで政策を訴えるのでしょう。どんどんやったら良い。 立憲民主党の代表選もやっておりますが、新聞各社が同党の国会議員にどの候補者に投票するかとアンケートをしたそうで、なんと立候補者4名中2名が立候補に必要な20名の推薦人以下の数字。 裏金問題など自民党も問題は抱えておりますが、上記を読んで政権を任せられるのはどちらかがね・苦笑 宮司はかねがね思っておりますが、日本に2大政党制は無理です。妄想ですよ、妄想。 野党が固まって政権交代をしても、それが主目的となってしまい、その後は内部分裂して終了なのが目に見えている。 それだったら、自民党を割らせて保守政党を2つ作り、現野党が自党の考えと近い方にくっついて連立政権を作る。この方が現実的ではないでしょうか。 それが出来なきゃ、政権しても悪夢と言われた3年3ヶ月の再来。 「一度やらせて欲しい」と言って民主党政権になったあの時代、それを総括どころか今は別の政党ですからと宣ったのは忘れません。 さて、胡散臭い枕噺はこれくらいにして、今日ももの凄く暑い佐倉ですが、朝の水遣りをしている時に「あきあかね」を見つけました。 あきあかね、一般的には赤蜻蛉。同じ昆虫でも季節を感じさせる名称をつけるのが、日本らしくて良いんじゃないでしょうか。 場所は本殿東側の牡丹の鉢が置いてある辺りで、今は幹だけになっている牡丹の先端に止まっていました。 赤蜻蛉は夏前に羽化して田圃などで餌を捕り、真夏は涼しい山中に入って過ごします。 気温が下がってくると山から出て来て再び田圃で餌を捕り、立派な成虫になって私達の目につくようになるんです。 なので、赤蜻蛉を見るのは秋を象徴しているとも言え、あきあかねと呼ばれるんですね。 ただ、ここ数年、またこれからも続くであろう猛暑で赤蜻蛉が下界に出てくる時季がズレていて下り、そのせいで姿を見るのも希になってしまいました。 折しも今月のしあわせ月もうで御朱印は「あきあかね」。作画をした禰宜画伯にも小さい頃よく見た赤蜻蛉への郷愁があったのかもしれません。 今日の宮司は午後3時より弥勒町八幡神社で例祭を奉仕して参ります。暑いでしょうね、間違いなく・・・ 同じ頃、石川県珠洲市鎮座の須須神社では秋季例祭が斎行され、日本一大きなキリコが飾られ夕刻には灯りが点されます。 同じ時間にそれぞれの神社で例祭齋行。地域と氏子崇敬者の安寧を祈りつつ、復興の願いも届けたいと思います。 |
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やっとポスター貼りました [令和6年9月13日] | |
太平洋を沖縄方面へ北西に進んでいる台風13号の影響で、南風が吹き込んでいる今日の佐倉です。 当社では朝と夕方、境内に植栽した紫陽花などにバケツで水遣りをするのですが、今朝はそれこそ額に汗しての作業。 先日の10号もそうでしたが、遠く離れた場所にある台風の影響、以前はこんなに大きくなかったですよね。 地球の温暖化、去年は沸騰ととも表現されましたが、海水温上昇の影響が如実に表れてきております。 いずれにしても、台風の進路にあたる地域の皆さん、ご用心下さいね。 8月30日付の七峯で今年の御例祭ポスターについて取り上げました。写真家の花澤信幸先生からのご提言も有り、加筆してから早2週間。 来月の13日には麻賀多神社御例祭祭事の納めの日となり、準備にもギアを一段高くしなければと、若干の焦りも出て来ます。 御例祭のポスター、当社には毎年50枚の割り当てが来まして、知り合いのところなどに配ります。 そろそろ残部も少なくなってきたなと思いながら、何か重要な事を忘れている・・・ 何だろうと脳みそを回転させますに、なんと神社の境内に未だ掲示してなかった。唖然呆然です・苦笑 その理由といい訳はこんな感じです。先月の30日前後は、前出の台風10号が太平洋から九州、そして本州を横断。 このために天候が荒れる日が続き、外掲示を見送っており、その後は社務や新社務所建設関連で飛び回っており本日に至ります。 平たく言うと、宮司も年相応に物忘れをするようになった訳でして、なにかサプリメントでも飲もうかな。 そうだ、物忘れ防止にDHAがよかったはず。今は新秋刀魚が出回っており、例年よりも型が良くてお値段も優しいとか。 よし、今夜は秋刀魚に決まり!!焼きか刺身か悩むところですが、悩んだら両方にしてみましょう。 |
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佐倉のハーブソース [令和6年9月12日] | |
JR貨物の主流であるコンテナ輸送。当地佐倉でも一日1往復の貨物列車を見ることが出来ます。 鉄道は輸送トラックに対して二酸化炭素の排出量が少なく、また一度に多くの荷物が送れ、運送業界運の転手不足からも、長距離の物資輸送が鉄道にシフトしております。 そこに起きたのがコンテナとそれを牽引する機関車の車軸に関するデータの改竄問題。 鉄道は文字通り、鉄の道の上を車輪が通って進行する物。その車輪を繋がっている車軸に取り付ける際の圧力が基準を上回っていた。 と、どうなるかというと、車軸に傷などが付いている恐れがあり、それが元で折れてしまったらそりゃ大変ですよね。 7000個全部のコンテナを点検。安全が確認された物より使用を再開する。逆に言えば、それまではコンテナ輸送が出来ないのです。 今の時期は北海道から玉葱輸送が最盛期で、それが止ると農作物が痛むだけでは無く、消費地にも影響が出ますよね。 国鉄分割民営化の際、JR貨物は永遠に黒字にはならないだろうと言われました。 それがコスト削減やセールスなどの営業努力、そして最初にも書いたように二酸化炭素排出削減や運転手不足を補う、今や時代を担う運送分野となったのです。 今一度、貨物輸送の使命や役割を見つめ直し、再発防止と起きてはいけない事故の防止に努めて欲しいです。 宮司の好きな食べ物に串カツがあります。串カツの材料は様々ですが、やはりスタンダードに豚肉と玉葱を交互に串に刺した物が良いですね。 皆さんは揚げ物に何を掛けて食べ得ますか?それこそ色んな種類があって、お人によっては何にも掛けないでという方もいらっしゃるでしょう。 宮司も一口目は何にも掛けない派。先ずはそれそのものを味わい、次に味変と言いますか、ソースなどをちょっと掛けます。 余りかけ過ぎるとその味しかしないので、何を食べているか判らないので勿体ない。 普通のソースならそうなのですが、佐倉の名産品の一つである「ハーブソース」はそれなりの量を掛けても、元々の味と喧嘩しないし、より美味しくなるんです。ここ、個人の感想なので・笑 このハーブソースを作っているのが佐倉市木野子にある株式会社常盤植物化学研修所。販売は系列会社の日本サーナ株式会社です。 常盤さんは薬や化粧品などの原材料を作る会社で、敷地にはハーブ園も併設されています。 現在の社長は立崎仁さん(崎の字は大ではなく立)で、昭和32年(1957)、東京渋谷から佐倉へ本社を移転した際に祖父の浩さんが社長に就任。次代は父の隆さんで、仁さんは3代目と言うことになります。 時代的に浩さんとは直接の面識はありませんが、印旛郡市神社総代会の会長も務められたのでお名前は存じており、隆さんは佐倉商工会議所会頭として麻賀多神社例大祭にご参列も。 常盤さんと同じ佐倉を代表する企業として岩渕薬品株式会社があります。 社長の岩渕琢磨さんと立崎仁さんは同年代で、佐倉市を盛り上げようと色々な奉仕活動をされております。 先般、このお二人と宮司、そして千成幼稚園の安川裕樹理事長と一席があり、佐倉のお祭りの今後や曳き廻される山車があった江戸日本橋との交流について盃を方向けながら楽しく真面目な時間をご一緒しました。 その際の話の内容はいずれの時にか形作られ、皆さんの前に「活動」としてご覧頂く機会が出来ますのでお楽しみに。 その3日後に立崎さんのオフィスを訪れる時間を頂き、その帰りにハーブソースをお土産で頂戴しました。 我が家の常備品ハーブソース。揚げ物だけでなく、ドレッシングの元として、またそのまま野菜にも良し。秋の美味しさをより引き立ててくれる一品です。 そのお野菜が滞らないように、JR貨物さん、しっかりたのんますよ!! ・常盤植物科学研究所 https://www.tokiwaph.co.jp/ ・日本サーナ https://www.sanapia.co.jp/ |
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朝顔二度目の盛り [令和6年9月11日] | |
明日の自民党総裁選告示を前に、上川外務大臣が9人目の立候補表明を行ないました。 上川さん、宮司が保護司の2期目、あれ3期目だったかなを拝命したときの法務大臣で、辞令にはそのお名前が墨書されておりました。 自民党の総裁選挙に出馬するためには同党所属の国会議員20名の推薦人が必要で、これは既に始まっている立憲民主党の代表選でも同じです。 ところがなんですよ、立憲の代表選では4人の立候補者のうち2名ほどが推薦人を自身で集められずに、言わば他の候補者から「お借りした」事が発覚。 おっさん2人では自民党総裁選に見劣りするとかで、それも女性候補者がいないと「ジェンダーフリー」を標榜する立憲としては立場が無かったそうです。 そんなんで良いの?吉田さんの推薦人となった方々の中には、立憲千葉県連に所属して野田元総理に代表選に出て欲しと懇願した方も3人くらいいた。 これを茶番、女性を蔑む行為と言わずして他に表わす言葉はあるでしょうか?そんなんだから現与党から政権を奪えないのですよ・笑 自民党の新総裁は、いずれにしても次の内閣総理大臣になるわけで、多分ですが解散総選挙を行なうのでしょう。 両党とも新総裁と新代表が選挙の顔となりますが、花だけを求めすぎると国民の政治不審と政治離れが加速します。 自身の信念と政策を確りと訴えて、この日本を引っ張っていく覚悟で臨んで欲しいです。 花と言えば御殿前の朝顔棚では、今期2度目の花盛りを迎えております。 朝拝で御殿に向かう際の気温と風が、盛夏よりも過ごしやすくなってきました。それでも日中は暑いのですが・・・ 朝顔って気温が高すぎると、花の数が減るんです。開花するってっそれなりの体力を使うので、冬眠ならぬ猛暑眠でもしているのでしょう。 一般的には25度くらいが一番良く咲くようで、それより気温が低いと朝早くに、高くなると少し遅めに開花するんだとか。 佐倉は今日も35度の猛暑日。やはり朝の気温が下がっているのが開花を推し進めているのですね。 |
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飯積で井戸埋祭 [令和6年9月10日] | |
本日の七峯、先ずは嬉しい話題からお伝えすることに致しましょう。 今年の元日に発災した能登半島地震で最大震度を記録し、その地震と津波で甚大な被害が出た石川県珠洲市。 麻賀多神社では地震翌日から義捐金の募金を始め、金沢の石浦神社さん経由で能登の神社と沢山の繋がりを頂きました。 その1社である珠洲市の須須神社さんも御殿や鳥居の倒壊。氏子の皆さんも被災され、大変な思いで今日を迎えています。 その須須神社さんで今週末の14日に「須須神社秋季例祭キリコ祭り」が齋行されることになりました。 開催決定までには喧々諤々の議論があり、最終的には「こういう時だからこそ祭りを!!」と纏まったそうです。 通常であれば御輿の渡御に続いて、日本一大きなキリコ4基が氏子地域を練り歩くのですが、今年は神社前の広場に飾って、夕刻にキリコのあかりを灯すそうです。 本当は駆けつけてお祝いをしたいところですが、同日は兼務社の弥勒町八幡神社の例祭日。確りとご奉仕をしたく思います。 さて、当社は兼務している神社が多く、その1社に酒々井町飯積の伊豆神社があります。 その昔、源頼朝公が房総半島に渡り北上。現飯積を通られた際に地元のお百姓さんが沢山ご飯を差上げたので「飯積・いいずみ」と名付けられました。 その飯積、数年前に土地区画整理事業を行ない、現在は酒々井プレミアムアウトレットを始め多くの大型店舗が建ち並ぶなど、以前の農村風景とは見違える様になりました。 今回外祭の依頼を受けたのは井戸埋のお祭り。お花の園芸農家さんが使っていた場所が高齢者施設になると言うことで、敷地内の井戸を埋める事になったそうです。 現地に到着すると大きな園芸用ハウスの解体が始まっており、その裏手で祭典を行いました。 井戸と言っても色々な種類がありまして、今回は地中を掘った場所にパイプを通して、その先端に汲み上げ用のポンプが付いているもの。 このような場合、通常の祭段を立てるとポンプが祭段の陰に隠れてしまうので、祭段の天板のみを使ってその上にお供え物をして祭典を行います。 井戸埋のお祭りは、今までお水を頂いた感謝と工事の安全を願うもの。 実はここでお花を作っていた方は伊豆神社の元氏子総代で、年末になるとハウスで栽培したシャコバサボテンを持って来てくれました。 あの花もこの井戸の水で育ったのかと思うと、一抹の寂しさを覚えました。 綺麗な花を沢山育んでくれた井戸とそのお水。ありがとうございました。 |
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