水みくじ初打ち合わせ [令和7年3月25日]
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「禰宜画伯の経緯説明」

「早速意見交換」

「打ち合わせ後に」
所謂、旧統一教会の宗教法人解散請求について、東京地方裁判所がそれを認める判決を出しました。 詳細は報道等をご参照頂くとして、今の日本では神社もお寺も教会も一律(非法人は除く)に宗教法人となっているので、宮司としても関心度が高い事案です。 この件については改めて書くと致しまして、昨日開催された千葉県神社庁臨時協議員会では次期庁長選出が行われ、北山秀彦庁長の再選が満場一致で決まりました。 実は千葉県神社庁も宗教法人格を持っておりまして、庁長が代表役員で県内11支部長が理事として責任役員となります。 なので神社庁印旛支部長の宮司の宮司は、麻賀多神社では代表役員で千葉県神社庁では責任役員という事になり、月一の神社庁役員会は責任役員会になるので、会議後の議事録には庁長以下役員全員の署名捺印をするんですよ。 無事に臨時協議員会も散会となりまして、宮司は千葉駅で佐倉駅から快速電車に乗った禰宜画伯と車中で合流。品川で東海道新幹線、名古屋で近鉄特急に乗り換えて22時過ぎに伊勢市駅に到着しました。 昨年12月以来の伊勢路ですが、今回は禰宜画伯が企画を温めていた新しいおみくじについて、麻賀多神社の御神札などを委託奉製している会社さんとの打ち合わせを行う為なんです。 麻賀多神社では現在、5種類6品のおみくじを頒布しており、初詣を始め多くの方々の生活の指針に麻賀多様より御神威を頂いております。 今企画しているおみくじは「水みくじ」といって、おみくじを水に浮かべて浮き出した御神威を読み取るというもの。 同様のおみくじは幾つかの神社で行われており、その最古は島根県松江市佐草町に鎮座する八重垣神社が知られております。 鏡の池の水面に水占の紙を浮かべてその上に硬貨を乗せ、紙に浮き出た御神威を読むと共に、紙が早く池の中に沈んだ方が願いが早く叶うというもの。 宮司も八重垣神社をお参りした際にこのおみくじをしまして、同行者の誰よりも早く紙が沈んだのを覚えております。 麻賀多神社には池がないので手水舎の一部に改良を加えて水占場を作り、昨年井戸を掘削して湧き出た「稚珠の水・わくたまのみず」を使う予定です。 原案はほぼ出来上がっており、これから内容の構成と素材の選定、作成費用の検討に入ります。 お陰様で良い打ち合わせが出来まして、皆さんに喜んでもらえる水みくじが一年を目処に頒布開始になると思います。 今日は朝一で外宮参拝。そして打ち合わせからの伊勢うどんを昼食で頂いてから内宮のお参りと、とても充実した一日となりました。
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李か杏 [令和7年3月24日]
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愛媛県今治市と岡山市南区で山火事が発生しましたね。懸命の消火活動が続けられていますが、既に住宅への延焼も確認されています。 先だっての岩手県大船渡市の大規模な山火事の記憶が新しいところですが、その最中にも奈良県で焚き火が原因の山火事も発生しており、火の恐ろしさを再度感じます。 しかしながらなんですが、このように大規模な山火事が報道されているにもかかわらず、再び山火事が発生するのはどういうことなのでしょうか。 山火事が発生する原因は自然発火や送電施設からの発火が上げられまして、一番多いのは何と人的なもの。要するに人が原因の失火です。 奈良の山火事はゴミ燃しの不始末でしたし、大船渡では最初の報道はやはり火の不始末でした。 何故かその報道はいつの間にか無くなりましたが、大船渡では鎮火したはずが昨日になって木から煙が上がっているのが確認されるなど、山火事の鎮火は難しいらしいです。 当社でも新社務所の建設に当たり、古神札の焚き上げを廃止し、専門業者にお祓いした古神札を委託する事と致しました。 なので、落ち葉や落枝は堆肥の原料分以外は可燃物の日に出すようにしたので、焚き上げ後の灰かきも無くなりました。 今の時期は新芽が動き出し、開花も続きます。なので以外と思われるかもしれませんが、小さな落枝が結構多いのです。 境内掃除の際に枝拾いもしまして、御殿裏までくまなく見ることにしております。 先週は南高梅が盛りでしたが、今日見ると南高梅の花は完全に散って、赤いがくのみが枝に残っておりました。 このがくの中に小さな実が出来て、5月末には梅の実を収穫することになります。 南高梅の左右には真榊が植栽されていて、その間に李と杏が有るんですよ。 一足先に花が散った南高梅に続き、李と杏の花が咲き始めていました。 この木も御殿裏を土留めした後に、ホームセンターで買ってきた苗木を宮司が植栽したもの。約20年前の話ですが、あの頃は袴を着けるよりも作業着の方が多かった気がします。 季と杏、いまいちその違いがわからない方も多いと思いますが、花で言うと季は白くて単体で咲き、杏は薄ピンク色で桜のように幾輪かまとまって咲くんですよ。 植栽をして20年、木肌と葉の形も似ているのでどちらがどっちかすぐに忘れますが、花と結実した実を見ると違いを思い出すんです。 なので、画像は季という事になりまして、今年は幾つ成るかなぁ。去年は結実しなかったので今年に期待を掛けたいと思います。 因みに季と桃は別物でして、季の語源は桃のように産毛がない「素の桃」だから「すもも」になったとからしいです。 あくまで「らしい」というレベルなので、信じるかどうかは七峯をお読み頂いている皆さん次第という事で。
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都合良く黄色繋がり [令和7年3月23日]
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「珠洲の宗玄」

「営農安全祈願祭」
昨日の強風も止みまして、気温は25度近くに上がった割には過ごしやすい一日となった佐倉です。 新社務所の工事、構造が複雑なことも有って日曜日ですが、今日も幾ばくかの作業が行なわれているようです。 その先では今週末に予定されている「さくら天下祭り」の準備で横町が山車倉を開けて、山車に石橋(しゃっきょう)の人形を乗せ、緋色の飾り幕などを取り付けていました。 今度の土曜日、29日ですが今のところ天気予報は曇り時々雨でして、この数日の間に予報が変わって欲しいですね。 さて、昨日で昨年9月に発災した奥能登豪雨から、半年が経ったのをごぞんじでしょうか。 能登半島地震と豪雨に見まわれた地域では、未だそのままの手つかずな地域も有りまして、復興に至らず復旧を諦めている方もいるのです。 そうではありますが、今日も多くのボランティアが能登入りしており、その中には金沢石浦神社の長谷宮司と総代の一連隊も。 宮司も馳せ参じたいのですが、現在職員が育休中の当社では人員が足りませんで、早く補充をしなければと焦りも感じております。 先週のことになりますが、佐倉青年会議所の後輩がボランティアで珠洲に入り、そのお土産に珠洲市に蔵がある清酒「宗玄」を持って来てくれました。 七峯でも行く度か登場する宗玄。地震で仕込み蔵の一つが土砂で崩れ、豪雨では電源が喪失するなど困難な中にも酒造りを絶やすことなく行なっています。 このお酒を知ったのは、須須神社の猿女権禰宜さんが義捐金のお礼にと送って下さったのが始めで、昨年の麻賀多神社例大祭直会でも甲子正宗と共に宗玄を御神酒として参列者に振る舞いました。 宗玄のラベルは濃いめの黄色でして、お酒の味の様に確りとした風味を感じる仕立てです。 お土産で頂いた宗玄、今現在は麻賀多様の御神前にお供えしておりまして、そろそろお下がりを頂戴しようかと・笑 今日の社務は智勇権禰宜が祈祷番で、宮司は外祭2件を奉仕して参りました。 1件目は神社から徒歩3分ほどの宮小路町内で、今月7本目の井戸埋の安全祈願祭。本当に今月は井戸埋のお祓いが多いですね。 午後からの2件目は酒々井町上岩橋でして、耕作放棄地を再度畑に戻して檸檬栽培を始める営農安全祈願祭でした。 酒々井で檸檬。受け付けの際に伺ったときは「?」と思ったのですが、印西市にお住まいの崇敬者さん宅にも庭に檸檬の木があって、以前に年祭で訪問した際にはお土産としていくつかの檸檬を頂戴した事を思い出しました。 檸檬栽培は日当たりが良く寒風にさらされない。そして水はけの良い土壌が必要となります。 今回の畑はそういった条件に合っているそうで(そうじゃなきゃやりませんよね)、今週から苗木を植栽していく計画。 畑の一角には小さなビニールハウスが有って、その中には鉢植えされた檸檬の木に、数個の実が成っていたので、2つほど祭典のお供えとして収穫しました。 祭典からの帰り道、檸檬って黄色いよなぁなどと当たり前の事を何となく考えていたら、いきなり御殿に御供えしてある宗玄のラベルを思い出す。 只の黄色繋がりでは有るのですが、そろそろ宗玄を吞んでもいいよという麻賀多様からのシグナルなのでしょうか。 と、都合良く解釈したところで、本日の七峯はここまで。本日も最後までお読み頂くありがとうございました。
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山榊が開花 [令和7年3月22日]
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「山榊は下向きに咲きます」
気温上がってます。南西の風が強いです。なので花粉も元気に飛散していることでしょう、目が痒くて仕方ない宮司です。 なんですが、境内掃除は大事でして、花粉除けのスプレーはそれなりに効いていると思うと、途轍もない花粉の量なんでしょうね。 今日は午後からInstagramのインフルエンサーであるヒロさんが来社し、麻賀多神社から生配信があるので、午前中に書類仕事なりをかなり片付けました。 一息ついたところで、再び境内に出まして明日の外祭に使うお榊を探します。 外祭のお榊、主には玉串として拝礼の際に神様へ捧げるのですが、祭典により真榊と山榊を使い分けます。 明日の外祭は2件。井戸埋と農地での営農始めのお祓いが有りまして、祭典後に玉串を井戸や畑に埋納するので、小振りな山榊を選びました。 そしたらですね、山榊の枝にはクリーム色の小さな花が沢山咲いておりまして、ほのかに甘い香りも漂っておりました。 上記のように榊は大別して2種類有ります。真榊はモッコク科サカキ属で、葉が大きく花は橘に似ているかな。 対して山榊はモッコク科ヒサカキ属でして、真榊に比べて葉は小さく周りがギザギザしてて、花はスズランの様な形でこれまた小さいです。 開花は山榊が先で半月ほど後に真榊が咲く感じ。花の後に出来る種も山榊は黒胡麻みたいで、真榊は山椒くらいになります。 祭典に使う際は、花も種も取り除くことが多く、その理由としては祭典時に花弁などが落ちて祭場を汚さないようにする為なんですよ。 まあこれは殿内など屋内などの話で、当社では屋外の祭典侍には花はそのままにしており、祭典後に参列者の方へ榊の花や特性について話ツールとして使っています。 七峯でも春になると、花の話題を取り上げる機会が増えますね。楽しい話題で七峯を書きながら、花粉症じゃなければもっと楽しいのにと、お鼻からの水を啜る宮司です。
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八重山吹の剪定 [令和7年3月21日]
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「現場監督は狛猫さん」
やっと暖かくなりましたね。テレビでは染井吉野がいつ咲くのかと、毎度お馴染みですが情報番組ごとに同じ様な映像を流しております。 その映像とは上野恩賜公園と靖国神社。上野恩賜公園、お花見のメッカみたいなもんですからね。 そして靖国神社は気象庁、若しくは東京の気象台だったかな、東京における染井吉野開花の標準木が境内の神楽殿前にありまして、そこを中継するわけです。 靖国神社というと、普段はレフトサイドの方々が難癖を付けるところで有りますが、桜の件については難癖は付けないのでしょうか・笑 さて、桜の話題が増えますと外作業も捗る時季となりまして、今日は午後から東参道付近に植栽した八重山吹の剪定と、付近の草刈りなどを行ないました。 山吹には一重と八重がありまして、それぞれ山吹色というよりは黄色の濃い色、それを山吹色というのかもしれませんが、3センチくらいの花が緑色の細い幹に並んで直接咲きます。 当時の東参道は正式な入り口ではなく、擬木の柵の間を中高生が通りぬけるような状態でした。 当社は境内の三方向が石垣で囲まれているので、車椅子などの参入が出来ないような感じでした。 平成16年に責任役員退任記念として細谷周三さんより金一封を御奉納頂き、それをもとに正式に東参道入り口を造りました。 翌年には東参道入り口から神社側道に渡って土盛りをして石積みを行ない、今のような形状に仕上げました。 その際に八重山吹を植栽しましたので、既に20年くらい経っておりますでしょうか。 一緒に植栽した沈丁花はいつの間にかいなくなってしまいましたが、八重山吹は確りと根を張ってくれ、自然に株分けも出来ているようです。 これから芽吹いてきて、花芽が膨らみ開花をします。その前に数本ずつ麻紐で束ねて、樹形作りをしたいですね。 何だかんだで2時間みっちりと作業が出来ました。その間、ジーッと見つめてくれた狛猫さん、言っては現場監督って所でしょうかね。 監督、本日の作業、安全第一に怪我もなく完了致しました。明日からも頑張ります!
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あの日から30年 [令和7年3月20日]
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「今朝の境内」
今日は春分の日。春の彼岸中日ですね。皆さんはお墓参りに行きましたか? 本来は春季皇霊祭という祭日であって、宮中ではその名の祭典が齋行されます。 毎度の事ながら、GHQの圧力により戦後に今の名称に改変され、祝日の意味合いも「自然をたたえ、生物をいつくしむ」という、祖先を敬うという本義は微塵も感じられないものとなりました。 昨日は雪が舞った佐倉ですが、今日は気温は低いもののお日様もでて、穏やかな祭日となっております。 30年前の今日、地下鉄サリン事件がオウム真理教によってひきおこされ、14人が死亡し約6500人が被害をうけました。 この中には事件が原因でその後に亡くなった方や、未だ後遺症に苦しむ人など、主な首謀者が7年前に死刑執行になっても事件は終っていないのです。 その日、宮司は國學院大學の第103期卒業式に参列するため、いつもと変わらずに営団地下鉄(今の東京メトロ)銀座線に乗車して、最寄り駅である表参道駅に向かっていました。 その途中、車内放送では至る所の路線が運転中止といアナウンスが流れ、なんだかおかしいぞと思いつつ下車して改札を出て、階段で地上に上がって見たものは。 それは6車線有る国道246号線、通称青山通りには一般車両は一切無く、警察と消防の車両が赤色灯を回しながら停車しており、自衛隊は道路の真ん中にテントを立てていたのです。 戦争でも起こったのかという感じで兎に角学校に向かって行き、学生職員としてお世話になった國學院大學図書館に卒業のお礼に入りました。 そうしたところ、挨拶も遮られて「宮本、挨拶なんて良いから実家に電話しろ!」と、閲覧課の東山課長に受話器を渡され実家に入電。 受話器の向こうでは、私の声を聞いた母親が泣き崩れるのが判りました。 今のように携帯電話が普及している時代ではなく、学内の公衆電話は長蛇の列。4年間の学生職員でお世話になり、卒業式当日もこのような形でお世話になった図書館です。 事件後に宗教法人を解かれ解散と破産をしたオウム真理教ですが、その後継団体は大別して3つ有り、教祖の麻原彰晃こと松本智津夫元死刑囚の影響を受けているとされます。 事件から30年。事件を教科書でしか知らない世代も増え、時間の経過と共に事件の風化が心配されます。 本人が知らない間に勧誘された、若年層が増えているのも気がかりです。 平成7年(1995)は1月17日に阪神淡路大震災、そして地下鉄サリン事件と続き、世情不安がつのった年でしたが、宮司は神職の道を歩み始めた年でもあります。 見えない力に救って頂いた命の限りに神明奉仕に勤しみ、郷土の為に頑張ってまいります。
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新社務所ピクトグラム作成中 [令和7年3月19日]
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日本の東京で、それも地上波放送で大リーグの開幕戦が見られるなんて。それも両チーム合せて4人の日本人選手が登場。 第一打席にはドジャースの大谷と被すの今永の対決。宮司、そりゃあテレビ見ますよ。 一時期はプロ野球にはまっておりましたが、このところはとんとご無沙汰でして、宮司の中にも大谷効果が出ているんですね。 良い試合を見て熟睡の後、朝方に雷で起きた宮司でございまして、なかなかに賑やかな音が響き渡った佐倉です。寒いですが季節的には春雷になるのかな。 今日は神社庁で、宮司が部長を務める教化部主催の過疎地域神社振興対策委員会と教化委員会が午前と午後にありまして、それぞれのコーディネイターをしてきました。 年に2〜3回行なわれる会議で、どのようにしたら神社に足を運んで貰えるか。また神職の自己研鑽を積むにはなど、議題は多岐にわたります。 教化は生き物ですので、本質を守りながらもその時代と時世によってやり方が変わります。 今日も良い実践例が多く発表され、宮司も教化部長の立場でアドバイスを致しました。 そんでもって会議も無事に終了して、先程神社に戻ってきて七峯を書いております。 2つの会議の途中、お昼休憩時に禰宜画伯より現在作成している、新社務所に使うピクトグラムの原案が送られてきました。 ピクトグラムとは、情報や注意喚起を促すための表示案内で、非常口に掲げてある緑色の逃げる人などが有名ですね。 世界各国、あらゆる施設でで使われているピクトグラム。日本発祥ってご存じですか? 昭和39年(1964)にアジア発として開催された東京オリンピック。これに使うために美術評論家の勝美勝氏と若手デザイナーが創作したと言われております。 ここ大事なのがアジア発のオリンピックということ。英語圏ではない日本。なんとアルファベットを使わない国のオリンピック開催自体が初めてだったんです。 なので、象徴的な図柄をもって各施設の案内をしたわけでして、そこに着目した所が凄いと思います。 禰宜画伯から送られてきた物は一般的なピクトグラムというよりは、境内に住んでいる狛猫達をモチーフにしたキャラクター板に近いです。 でもこれって、神社の境内環境を表わすにはとても良く描かれており、ここから補正等をして完成させたいと思います。 原画の中には、今では「猫の日御朱印」でしか見ることが出来ない懐かしい顔も見受けられ、新社務所完成後はそれを見に来る方もいるんじゃないかな。 そう言えば、猫の日御朱印もそろそろ新バージョンが出るって話です。今度はどんな子達が登場するのかな。楽しみです。
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椿が咲き始め [令和7年3月18日]
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暑さ寒さも彼岸までといますが、気づけば昨日からお彼岸に入っていたんですね。 今年の彼岸の中日は20日。春分の日の事ですが、春分を迎える時間は同日午後6時1分だそうで、国立天文台が決めております。 20日の春分については、また当日にでも書こうと思いますが、今日も寒かったですね。 今夜半から明日未明に掛けては雨予報の佐倉。全国でも降雪予報が出ておりますので、皆さんお気を付け下さいね。 こんなに寒いと桜の開花も遅くなりそうですが、桜の代表格である染井吉野は気温の蓄積によって開花の時期が決まるそうです。 染井吉野、日本で一番早い開花は東京でこの21日にと予想されており、ほぼ平年並み。 千葉県は29日あたりの予想なので、現在開催中の「桜に染まるまち佐倉」ではほぼ終盤。 一般で言う桜祭りを当地では「佐倉城址のさくら」と銘打って開催しますが、今年は3月27日〜4月1日なので、延長することほぼ間違いないでしょう。 桜の足音はまだ聞こえてきませんが、麻賀多神社の境内では山茶花が仕舞って、椿の花が咲き始めてきました。 境内と言いましても椿を植えてあるのは東参道から側道に沿ってで、社務所からは見えません。 椿と山茶花、それぞれ色色な種類がありますが、良く似ていますよね。同じツバキ属なので当たり前ですが。 見分け方というか、葉の大きさとかありますが、一番の違いは花の散れ方にあるんです。 山茶花は花びらが1枚ずつ散れていくのに対して、椿は花が崩れることなくそのまま落ちるんです。 地面に落ちた花も綺麗なのですが、それが首に見えると言う事で、武家の一部からは余り好かれなかった時代も有るんですよ。 時代は変わりましたので、もうそういう事を言う方も見かけないですが、物の見ようもそれぞれという例ですね。 椿という漢字、大陸では「霊木」を表わすそうで、花の椿を表わすのは日本だけだそうで、国訓なんです。 例年本当に綺麗に咲いてくれる麻賀多神社の椿。今年は蕾の数も多めなので、より豪華に咲き誇ってくれるでしょう。
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神社庁今期最終役員会と神殿例祭 [令和7年3月17日]
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ここ数回の選挙では、究極とも言える消化試合に感じた今回の千葉県知事選挙。 当然と言えばそれまでですが、現職の熊谷俊人知事が午後8時の投票締め切りと同時に、早々に2選を決めました。 ご存じの方も多かろうと思いますが、投票所には出口調査員がいる場合がありまして、その調査結果を基に午後8時に「当選確実」という形でマスコミが発表するのです。 4人が立候補した今回の知事選ですが、共産党支持の候補者以外はハッキリ言って色物系。 選挙ポスターもまともに貼っていなかったり、千葉県とは全く違う場所で選挙運動もどきをしていたり、挙げ句の果てには鉈で切りつけられたりと・・・ 今回は140万票を獲得した熊谷知事。630万県民の暮らしに資する政策を、より推し進めて頂きたく思います。 さて、こちらも昨日の事になりますが、千葉県神社庁の今期最終役員会と神殿例祭が執り行われました。 神社庁の役員任期は3年。宮司は印旛支部長として神社庁理事が当て職になっており、今期で2期を過ごしたことになります。 期末ともなると議案も少なく引き継ぎ的な感じもするのですが、県内神社の人事案件で少し重い内容もありまして、最後まで真剣な話し合いが行なわれました。 会議後、午後4時からは神社庁2階にある神殿で、千葉県神社庁神殿例祭並びに神宮大麻暦頒布終了奉告祭が齋行されました。 神社庁の神殿には天照大神を始めとして、県内各神社の御祭神が祀られています。 斎主は神社庁祭儀副部長の平澤牧人さん。一昨日に御鎮座1350年式年祭を齋行された飯香岡八幡宮の宮司さんでもあります。 祝詞奏上の後には朝日舞が千葉県雅楽会により奉奏され、明治天皇御製 「さしのぼる朝日の如く爽やかに もたまほしきは心なりけり」 「目に見えぬ神の心に通ふこそ 人の心のまことなりけり」 が詠じられる中に、優雅な舞を拝観しました。 祭典後には場所を京成ホテルミラマーレに移して直会。直会とは祭典で献じた神饌のお下がりを頂く儀式ですが、お祝いの食事会も兼ねておりまして、今期のお疲れ様会の様相もしておりました。 来週には神社庁臨時協議員会が開催され、次期神社庁長が正式に決まります。 宮司はと言うと、印旛支部長の続投が決まっており、当て職である神社庁理事も3期目に突入します。 こんなに長くやるとは思いもしませんでしたが、戦前に大日本神祇会印旛支部長と戦後に組織改編された神社本庁千葉県神社庁印旛支部初代支部長を務めた先々代宮司の労苦を思えば、今の世に務められる有り難さを持って役職に勤しみたいと思います。
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臨時バス停が出来ました [令和7年3月16日]
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「キクヤさん前あたり」

「時刻表です」
雨ですね。昨日の飯香岡八幡宮御鎮座1350年式年祭は降られなくて良かった。 さて、昨日から始まった「桜に染まるまち佐倉2025」、今日は佐倉城址公園で「sakuraタイムトラベル」と「SAKURAよさこい奏蘭」が開催される予定でしたが、この雨なので3日前に中止が決まりました。 準備をされていた方々、本当に残念だと思いますが、日を改めての開催を模索中という話なので、是非とも染まるまちの期間中に出来ると良いな。一応、麻賀多神社も協賛しておりますので。 今回の染まるまちでは京成電鉄系列で地元佐倉の交通を担ってくれている、ちばグリーンバスが臨時周遊バスと運行することになりました。 運行日は期間中の土日祝日で、京成「桜」駅南口から新町を通って旧堀田邸まで。そこで折り返して麻賀多神社から「桜」城址公園まで行き、再び京成「桜」駅南口に戻る、全長30分のルートです。 お気づきになりましたか?駅名と城址公園の「佐倉」が「桜」に変わっているんです。 実際に駅名盤も京成「桜」となっておりまして、ちばグリーンバスの行き先表示もその様に変更されているんですよ。 麻賀多神社のバス停は神社と道路を挟んだ向かい側、キクヤさん前当たりに設置されております。 実は「麻賀多神社」というバス停は普段は麻賀多神社付近にありませんで、常設はJR佐倉駅から城と松ヶ丘方面に行くルートにある城の麻賀多神社に有るんです。 それぞれバスの始発駅が違うので当社の前に設置された臨時バス停と間違えることはないと思いますが・笑 上記のように今日は催し物は中止ですが、バスは運行しております。乗る人はいるか定かではありませんが・・・ 只今午前11時半。宮司はこれから千葉の神社庁で月一の役員会に出向して来ます。 日曜日なのに役員会って普段は開催されないのですが、今日3月16日は千葉県神社庁神殿の例祭日。 役員会の後に例祭が齋行されるので、神社庁理事兼印旛支部長として参列して詣ります。 なんだか忙しい日々が続く宮司です。久し振りに家でご飯が食べたいです。
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