佐倉市大佐倉には将門山という所があります。その昔、平将門公が屋敷を置いたと言われており、後にこの地を治めた千葉氏により将門神社が創建されました。 江戸期には将門神社と共に口之宮神社、妙見神社が有りましたが、大正8年に火災となり、現在は将門・口之宮神社として一宇の社殿となっています。 その参道には承応3年(1654年)、佐倉藩主堀田正信公が寄進した石の鳥居があり、佐倉市指定文化財となっています。 この鳥居ですが、長らく島木の両脇が欠落しており、大佐倉区民には神様への申し訳ない気持ちで修復の話しが続いていました。 今回、文化財の再調査も含めて工事が開催、今日の竣工報告祭の斎行となりました。祭典は大佐倉区の氏子総代始め神社役員、区長、近隣である将門町の役員。そして佐倉市教育委員会文化課長も参列いただき、共に竣工を祝いました。 祭典には、大正8年の火災時に取り出された将門神社の額も飾られ、参列者の目を引いておりました。 元の姿に戻った石鳥居。将門様もお喜びになっていることでしょうね(^_^)
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