七峯の丘から

みつめの牡丹餅 [平成27年3月29日]


 大安の日曜日、境内には初宮詣を始め多くのお詣りが見えます。
皆さんは「みつめの牡丹餅」をご存じですか?
 出産後3日目にお乳の出が良くなるようにと、栄養価の高いぼたもちを妊婦さんに食べさせ、近所に内祝として配るもの。
 この風習は関東、特に千葉県と茨城県で多く見られるようです。そして兎に角大きいのが特徴。以前より少なくなりましたが、年に数回ご奉納があり、御神前に献じております。
 昔と違い現代は妊婦さんの栄養価も良くなり、栄養過多にならないよう「みつめの牡丹餅」を禁じている産院も有るようですが、これがまた一人歩きをしてしまい、みつめの牡丹餅を知らない人も増えているとか。お食い初めと同じく、妊婦さんが牡丹餅を食べる真似事でも良いのではないでしょうかね。
 赤ちゃんの誕生を皆で祝う良き風習、これからも残していきたいですね。