
房総ジビエフェア2025 [令和7年3月31日] | |
やっと暖かくなったと思ったら寒の戻り。こんなに寒暖差があると、それだけで疲れますよね。今朝の宮司は少し調子が上がりませんでした。 今日は大安日というものも有りまして、午前中に2件の外祭を奉仕して来ました。 1件目は中古物件入居のお祓いで、約8年前に地鎮祭を奉仕した住居。その事を施主さんにお話しすると、とても喜んでいらっしゃいました。 2件目は新規事業開始の事務所清祓いで、飲食店も併設しているので、祭典後に事務所と厨房などをお祓いして、外に止めてあるキッチンカーも。 撤収時にお話を聞くと、「佐倉城址のさくら」にもこれから出店するそうで、今週末に来るだろう満開時まで延長するそうです。今度覗いてみよう。 明日に新年度を迎えるに当たり、社務所内でもカレンダーの切り替えなどを巫女さんがやっております。 そう言えば、NHNの朝の連ドラが先週末で「おむすび」が終了して、今日からは「あんぱん」が始まりました。 前者は食について取り上げており、後者は食と思いきや漫画アンパンマンの原作者であるやなせたかしさんとその奥さんを取り上げると。食ならぬ職と言ったところでしょうか。 漫画家を取り上げた作品には水木しげるさん夫妻がモデルの「ゲゲゲの女房」があり人気を博しましたので、今回も盛り上がってくれたら良いですね。 話は職から食に戻ってしまうのですが、千葉県が開催した「房総ジビエフェア2025」の懸賞が当選しました。 この企画は、県内で収穫、若しくは駆除された害獣を美味しく食べて、「千産千消・ちさんちしょう」しちゃおう!!というもの。 約60店舗が参加しまして、お料理のコンクールも行なわれ、京成佐倉駅近くのレストラン「ラ・ファレーズ」の兼坂オーナーが考案したものが昨年に賞を獲得しました。 懸賞は該当店舗でのジビエ料理や商品を1000円以上購入につき応募券が貰えます。 賞品は参加店舗の食事券やジビエを使ったソーセージなどの詰め合わせ。またキョンや猪の皮を使った房州団扇も有りまして、宮司は詰め合わせセットが当りました。 千葉県内では害獣被害として、令和5年(2023)には約3,3億円が出ており、そのうち猪の被害は約43パーセントを占めるそうです。 千葉県は平成19年(2007)に野生鳥獣対策本部が設置され、捕獲や資源活用に取り組んでいます。 以前は駆逐したものは廃棄処分にされるものが殆どでしたが、害獣であってもそれぞれ命があるわけで、害獣かどうかは人間の生活範囲に影響が有るかどうかで決まります。 キョンなどは動植物園で飼われていたものが、同園の閉鎖後に放置されて逃げ出したのが野生化した、文字通り人間の都合で害獣にされてしまったもの。 現状を見るに完全な駆逐というのは現実的ではなく、個体の制限という共生の道しかないのではと思います。 兎に角、千葉県産のジビエ肉を使ったものが当りましたので、晩酌のアテに美味しく千産千消を率先しますね。 房総ジビエ https://bosogibier.com/ |
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帰りは疲れちゃって [令和7年3月30日] | |
第97回選抜高校野球、所謂春の甲子園が横浜高校の優勝で幕を閉じました。 横浜高校、優勝おめでとうございます。準優勝の智弁和歌山高校も健闘しましたね。 城址公園から帰宅してテレビをつけると、丁度表彰式が行なわれておりまして、そう言えば高校野球の表彰式って余り見たことが無い。 なので見ておりましたら、なんと応援団賞というのが有るではないですか!? 調べますと平成10年(1998)の第70回大会から創設されたそうで、73回大会からは21世紀枠の出場校も1校は優秀賞以上に授与が不文律なんだって。 そして今回、最優秀賞を受賞したのは長崎県立壱岐高校。受賞理由として人口24000人の隠岐の島から1割を超える応援団が来たことと、楽しみながら応援している姿勢。マナーの良さが評価されました。 優秀賞は日本航空石川・滋賀学園・東洋大姫路の3校。こちらもおめでとうございました。 今日は昨日と打って変わって、晴天の一日となった佐倉。神社前を通る佐倉城への大手通りは終日、車が列をなしていました。 この27日から来月1日迄、「佐倉城址のさくら」と題して桜祭りが行なわれております。 城址公園の桜も開花したとSNSに沢山上がっていたので、午後から禰宜画伯と生き狛犬の弥来(みくる)と繭結(まゆ)を連れて散策がてら開花の状況を見て来ました。 城址公園入り口の自由広場は既に満車状態で、公園内にも沢山の人出があり、猿回しも行なわれていましたよ。 飲食の屋台ではお馴染み、炭火焼き鳥の鈴乃屋さんやあめ細工のこみちゃんもいて、今夜のお摘まみは焼き鳥で決まり・笑 神社から城址公園までは400メートルくらいでしょうか。どんどん歩いて行った繭結ちゃんと、その後ろを慎ましやかに歩く旦那の弥来くん。 多くの方に「可愛い可愛い」と声を掛けて頂き、コスプレイベントのおねえさん方にビックリしたりと、生き狛犬なりに楽しんできました。 公園内も沢山歩いて、いざ帰宅となりましたら繭結がちょっとへばり気味に。帰り道は禰宜画伯に抱っこされて神社まで。 久しぶりのお散歩と産後太りが原因だと思われますので、暖かくなるこれからは定期的にお散歩に出掛けて、気晴らしとダイエットをしましょうね。 城址公園の桜、今日現在では咲き始めとYahooではなっておりますが、見た感じだと3〜4部咲きでしょうか。 なので4月1日迄の開催期間は延長されること間違いなしなので、来週末まで楽しめますよ!! |
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第1回さくら天下祭り [令和7年3月29日] | |
今朝の報道で知ったのですが、ミャンマーでマグニチュード7,7の巨大地震があったんですね。 29日午後の時点で死者は1000人を超え、これから増えていくと予想されているそうです。 ミャンマーは軍事政権で内戦中という特殊な事情があり、世界的な援助が行ないづらい状況に有ります。 被害が少ないことを願いたいですが、親がチャならぬ国ガチャっていうのも有るんだなと思いますね。 今日の佐倉は寒の戻り。そして冷たい雨が降っており、社務所ではファンヒーターまで点けております。 巫女さん曰く、まさか3月末にストーブと点けるなんてと。正しくその通り。 今日は佐倉中向かいの旧大手門広場で「さくら天下祭り」が行なわれる予定でしたが、昨日午後2時から行なわれた実行委員会の会議で中止が決定しました。 ただ、今日まで準備をしてきた事を無駄にしないためにはと皆で知恵を出し合い、なんと「山車を夢さくら館に展示しようではないか!!」となりました。 ここでハードルとなるのが夢さくら館に展示が出来るかどうか。以前に別件で打診をしたときは余り良い返事が無かったんです。 ダメ元で交渉したところ、なんと二つ返事でOKが出まして、昨夕より山車の組み立てが始まったのです。 さくら天下祭りのコンセプトは、江戸から姿を消した山車祭りを復元しようというもので、日本橋檜物町と上槇町から明治12年(1879)に佐倉に来た山車を、江戸時代の絵図そのままに再現をするというもの。 そして本来山車と人形がセットになっているはずが、佐倉では別の町内に譲渡されたものを本来の姿に戻すという、秋の御祭礼では見ることの出来ない企画なんです。 夢さくら館にはその山車(肴町所有)が組み立てられ、上には玉乃井龍神(二番町所蔵)が飾られ、約150年振りに元の姿を現わしました。 午後1時から修祓式を執り行い、実行委委員長で肴町祭礼委員長の高橋利式さんが挨拶。 ついで日本橋の氏神様である日枝神社より松橋権禰宜さんと榮太郎本舗の細田社長にもご挨拶を頂戴しました。 会場には二番町と肴町の氏子さん達が祭り装束で参集し、お囃子が奏でられると自然と身体が動くのはやはり佐倉っ子ですね。 展示は4月20日まで。佐倉に生き続ける江戸文化を、是非ご覧下さい。 |
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花桃の御奉納 [令和7年3月28日] | |
岡山市で発生していた山火事が鎮火したとの報道がありました。消防関係者の努力賜物ですよね。お疲れさまです。 西から低気圧が進んでおり、降雨も良い影響をしていると思われます。今治と宮崎の山火事も早く鎮火して欲しいです。 その低気圧なんですが、これから関東に雨を降らせる予報が出ておりまして、明日開催予定の「さくら天下祭り」に影響が出る可能性が大きいです。 今日午後2時から関係者が夢さくら館に集まり、予定通りの開催・縮小開催・中止の判断をします。 宮司としては、と言うよりも関係者全員がどうにかして開催したいとの思いであるのは一緒で、ただ山車を濡らすわけにはいかず、気を揉んでおります。 さて、昨日床屋に行った宮司ですが、そのヘアーサロンコイデさんのママさんから花桃の切枝と奉納頂きました。 折りに付け季節の花を御奉納頂いており、今月頭には南房総で摘んだ菜の花なども花束にして頂戴したんですよ。 今回頂戴した花桃は自宅の庭にある木から切ってくれたそうで、枝振りからしてもかなり立派な木なんだろうと。 枝には白・桃色・その合いの子と3種類の花が咲いており、これを「源平」と呼ぶんですよ。 平安時代の末、源氏と平氏が対峙をするわけですが、源氏の旗は白で平氏は赤を用いました。 なので白と赤の両方が咲く種類を源平と呼ぶんですよ。 宮司宅の庭にも源平の枝垂れ桃があったんですが、令和2年の春に枯れてしまいました。 その年の4月23日、先代生き狛犬の桃太が前年に旅だった雛の後を追って、虹の橋を渡ったんです。 それ以来、桃の木は植えておりませんが、新社務所が出来上がったら境内のどこかに植えてみても良いかな、と思う宮司です。 |
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春は眠たい狛猫さん [令和7年3月27日] | |
昨夜無事に帰倉しまして、JR佐倉駅近くの大衆食堂「幸龍」にて草鞋脱ぎ。幸龍のあんちゃんと常連さんの顔を見ながら頂く濃いめのハイボールは、「佐倉に帰ってきたんだなぁ」と安心するのです。 今朝の朝拝では麻賀多様の御神前に2日振りのお参り。その後、境内を少しく回りまして異常が無いかを確かめて朝食となりました。 新聞3紙に目を通すのも伊勢路前以来。宿泊場によっては朝刊のサービスも有るのですが、普段読んでいる新聞とは違ったり、当然の事ながら地方面も違うので、やはり地元だとしっくりきますね。 ただ、旅先で読む地方紙などはそこでしか知り得ない情報も盛りだくさんなので、旅情を増してくれる効果があり、これはこれで非日常的で好きだったりします・笑 境内を回っていると、出掛ける前に剪定と整理をした八重山吹の枝に、小さいながらも新芽が出てきており、その緑色にはこれから葉を開く力強さを感じることが出来ました。 朝のうちに昨日までの未決書類を片付けまして、約4ヶ月も行けてなかった床屋さんに。 宮司と智勇権禰宜は、神社から徒歩3分のヘアーサロンコイデさんで散発をしております。 なんですが、こちらはとても人気のある床屋さんでして、朝8時から夜は7時までやっているのにも関わらず、平日でも午後3時くらいには受け付け終了と。 なので、社務の都合と床屋さんの都合がなかなか合わずに4ヶ月も経ちまして、宮司の髪は一昔前のフォークシンガー手前くらいになっておりました。 午前10時、待つだろうなぁと思いながらお店に行くと、「はい、奥の席へどうぞ!!」とまさかの展開に約1時間で散発完了。 清清しく神社まで戻ってきたところへ、先程確認をした八重山吹が再び目に入り、その傍らでは狛猫さんが気持ち良く昼寝をしておりました。 寒暖の差が大きいとは言え、着実に暖かくなりましたよね。そうなると狛猫の登場率も格段に上がってきまして、境内を走り回ります。 暖かくなると動きやすい半面、眠くなるのは人も猫も一緒。 境内で見かけないときはその辺、この頃は八重山吹付近がお気に入りのようですので、可愛い寝姿をそっと見守ってあげて下さいね。 |
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先週と29回目 [令和7年3月26日] | |
岡山と愛媛と宮崎、山火事が広がって人家にも被害が出始めております。本当に早く火が消えてほしい。懸命の消化活動に現場の皆さんには頭が下がります。 そうしたところYahooニュースでは韓国でも山火事がこの22日に発生して今日までに18人が死亡し、ましてや消化にあたっているヘリコプターまで墜落したと。 亡くなられた方やまともな関係者は申し訳ないのですが、韓国でこの程の事が起こると、決まって遺族や関係者その他はテントを立てて籠城から「団結」とかが始まります。 日本も至る所に左翼が巣くっていますが、あちらは日本の比ではありませんで、その矛先がなんの関係も無い日本に向ければどうにかなるというしまつですので、付き合うのも程々にと・笑 さて、宮司と禰宜画伯は東海道新幹線で東京に向かっております。昨日の伊勢からの帰りなのですが先ずは先週末の土曜日、22日にありましたInstagramライブ配信の事から書きますね。 麻賀多神社でもアカウント発信をしているInstagramですが、この度ご縁をいたまして御朱印インフルエンサーのヒロさんが来社。 麻賀多神社の御由緒や境内のご案内、現在頒布している御朱印と「しあわせ月もうで御朱印」について麻賀多神社拝殿よりヒロさんのコーディネートで生配信を致しました。 その内容は是非、下記にあるYouTubeのアドレスをクリックして頂きまして、約60分の長丁場になりますが宮司の喋りなので眠くはならないと思います。ご覧くださいな。 それを挟んで日曜日の御奉仕と月曜日に行われた神社庁関係の諸行事がありまして、昨日の新おみくじ打ち合わせ。 昨夜は鳥羽に宿泊をしまして、本日迎えましたのが宮司と禰宜画伯の29回目になる結婚記念日。 今日の日を迎えるには、山あり谷ありクロードチアリ並みに色色とあった訳ではありますが、見捨てられなかっただけでも有り難いわけで、これからも宜しくお願い致します。 今日は宿泊場所から鳥羽駅まで来まして、地元の寿司屋さんで小さなお祝い。をしまして鳥羽湾を臨む鳥羽城趾に上りました。 海の向こうと言いますか、目の前には世界的に有名なミキモト真珠島がありまして、結婚30年は真珠婚と言うらしい。お金貯めます・笑 そろそろ私達の乗車しているのぞみ244号は小田原を通過で、残り30分程で終点の東京駅。そこから今月に運行50年をむかえた総武本線の特急「しおさい号」に乗って佐倉まで。 50年とは半世紀。あら、お祝いをしなければと、ちょっと動き始めている麻賀多神社です。 ・ヒロ⭐︎御朱印(.YouTube) https://m.youtube.com/@hiro10_gosyuin_official |
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水みくじ初打ち合わせ [令和7年3月25日] | |
所謂、旧統一教会の宗教法人解散請求について、東京地方裁判所がそれを認める判決を出しました。 詳細は報道等をご参照頂くとして、今の日本では神社もお寺も教会も一律(非法人は除く)に宗教法人となっているので、宮司としても関心度が高い事案です。 この件については改めて書くと致しまして、昨日開催された千葉県神社庁臨時協議員会では次期庁長選出が行われ、北山秀彦庁長の再選が満場一致で決まりました。 実は千葉県神社庁も宗教法人格を持っておりまして、庁長が代表役員で県内11支部長が理事として責任役員となります。 なので神社庁印旛支部長の宮司の宮司は、麻賀多神社では代表役員で千葉県神社庁では責任役員という事になり、月一の神社庁役員会は責任役員会になるので、会議後の議事録には庁長以下役員全員の署名捺印をするんですよ。 無事に臨時協議員会も散会となりまして、宮司は千葉駅で佐倉駅から快速電車に乗った禰宜画伯と車中で合流。品川で東海道新幹線、名古屋で近鉄特急に乗り換えて22時過ぎに伊勢市駅に到着しました。 昨年12月以来の伊勢路ですが、今回は禰宜画伯が企画を温めていた新しいおみくじについて、麻賀多神社の御神札などを委託奉製している会社さんとの打ち合わせを行う為なんです。 麻賀多神社では現在、5種類6品のおみくじを頒布しており、初詣を始め多くの方々の生活の指針に麻賀多様より御神威を頂いております。 今企画しているおみくじは「水みくじ」といって、おみくじを水に浮かべて浮き出した御神威を読み取るというもの。 同様のおみくじは幾つかの神社で行われており、その最古は島根県松江市佐草町に鎮座する八重垣神社が知られております。 鏡の池の水面に水占の紙を浮かべてその上に硬貨を乗せ、紙に浮き出た御神威を読むと共に、紙が早く池の中に沈んだ方が願いが早く叶うというもの。 宮司も八重垣神社をお参りした際にこのおみくじをしまして、同行者の誰よりも早く紙が沈んだのを覚えております。 麻賀多神社には池がないので手水舎の一部に改良を加えて水占場を作り、昨年井戸を掘削して湧き出た「稚珠の水・わくたまのみず」を使う予定です。 原案はほぼ出来上がっており、これから内容の構成と素材の選定、作成費用の検討に入ります。 お陰様で良い打ち合わせが出来まして、皆さんに喜んでもらえる水みくじが一年を目処に頒布開始になると思います。 今日は朝一で外宮参拝。そして打ち合わせからの伊勢うどんを昼食で頂いてから内宮のお参りと、とても充実した一日となりました。 |
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李か杏 [令和7年3月24日] | |
愛媛県今治市と岡山市南区で山火事が発生しましたね。懸命の消火活動が続けられていますが、既に住宅への延焼も確認されています。 先だっての岩手県大船渡市の大規模な山火事の記憶が新しいところですが、その最中にも奈良県で焚き火が原因の山火事も発生しており、火の恐ろしさを再度感じます。 しかしながらなんですが、このように大規模な山火事が報道されているにもかかわらず、再び山火事が発生するのはどういうことなのでしょうか。 山火事が発生する原因は自然発火や送電施設からの発火が上げられまして、一番多いのは何と人的なもの。要するに人が原因の失火です。 奈良の山火事はゴミ燃しの不始末でしたし、大船渡では最初の報道はやはり火の不始末でした。 何故かその報道はいつの間にか無くなりましたが、大船渡では鎮火したはずが昨日になって木から煙が上がっているのが確認されるなど、山火事の鎮火は難しいらしいです。 当社でも新社務所の建設に当たり、古神札の焚き上げを廃止し、専門業者にお祓いした古神札を委託する事と致しました。 なので、落ち葉や落枝は堆肥の原料分以外は可燃物の日に出すようにしたので、焚き上げ後の灰かきも無くなりました。 今の時期は新芽が動き出し、開花も続きます。なので以外と思われるかもしれませんが、小さな落枝が結構多いのです。 境内掃除の際に枝拾いもしまして、御殿裏までくまなく見ることにしております。 先週は南高梅が盛りでしたが、今日見ると南高梅の花は完全に散って、赤いがくのみが枝に残っておりました。 このがくの中に小さな実が出来て、5月末には梅の実を収穫することになります。 南高梅の左右には真榊が植栽されていて、その間に李と杏が有るんですよ。 一足先に花が散った南高梅に続き、李と杏の花が咲き始めていました。 この木も御殿裏を土留めした後に、ホームセンターで買ってきた苗木を宮司が植栽したもの。約20年前の話ですが、あの頃は袴を着けるよりも作業着の方が多かった気がします。 季と杏、いまいちその違いがわからない方も多いと思いますが、花で言うと季は白くて単体で咲き、杏は薄ピンク色で桜のように幾輪かまとまって咲くんですよ。 植栽をして20年、木肌と葉の形も似ているのでどちらがどっちかすぐに忘れますが、花と結実した実を見ると違いを思い出すんです。 なので、画像は季という事になりまして、今年は幾つ成るかなぁ。去年は結実しなかったので今年に期待を掛けたいと思います。 因みに季と桃は別物でして、季の語源は桃のように産毛がない「素の桃」だから「すもも」になったとからしいです。 あくまで「らしい」というレベルなので、信じるかどうかは七峯をお読み頂いている皆さん次第という事で。 |
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都合良く黄色繋がり [令和7年3月23日] | |
昨日の強風も止みまして、気温は25度近くに上がった割には過ごしやすい一日となった佐倉です。 新社務所の工事、構造が複雑なことも有って日曜日ですが、今日も幾ばくかの作業が行なわれているようです。 その先では今週末に予定されている「さくら天下祭り」の準備で横町が山車倉を開けて、山車に石橋(しゃっきょう)の人形を乗せ、緋色の飾り幕などを取り付けていました。 今度の土曜日、29日ですが今のところ天気予報は曇り時々雨でして、この数日の間に予報が変わって欲しいですね。 さて、昨日で昨年9月に発災した奥能登豪雨から、半年が経ったのをごぞんじでしょうか。 能登半島地震と豪雨に見まわれた地域では、未だそのままの手つかずな地域も有りまして、復興に至らず復旧を諦めている方もいるのです。 そうではありますが、今日も多くのボランティアが能登入りしており、その中には金沢石浦神社の長谷宮司と総代の一連隊も。 宮司も馳せ参じたいのですが、現在職員が育休中の当社では人員が足りませんで、早く補充をしなければと焦りも感じております。 先週のことになりますが、佐倉青年会議所の後輩がボランティアで珠洲に入り、そのお土産に珠洲市に蔵がある清酒「宗玄」を持って来てくれました。 七峯でも行く度か登場する宗玄。地震で仕込み蔵の一つが土砂で崩れ、豪雨では電源が喪失するなど困難な中にも酒造りを絶やすことなく行なっています。 このお酒を知ったのは、須須神社の猿女権禰宜さんが義捐金のお礼にと送って下さったのが始めで、昨年の麻賀多神社例大祭直会でも甲子正宗と共に宗玄を御神酒として参列者に振る舞いました。 宗玄のラベルは濃いめの黄色でして、お酒の味の様に確りとした風味を感じる仕立てです。 お土産で頂いた宗玄、今現在は麻賀多様の御神前にお供えしておりまして、そろそろお下がりを頂戴しようかと・笑 今日の社務は智勇権禰宜が祈祷番で、宮司は外祭2件を奉仕して参りました。 1件目は神社から徒歩3分ほどの宮小路町内で、今月7本目の井戸埋の安全祈願祭。本当に今月は井戸埋のお祓いが多いですね。 午後からの2件目は酒々井町上岩橋でして、耕作放棄地を再度畑に戻して檸檬栽培を始める営農安全祈願祭でした。 酒々井で檸檬。受け付けの際に伺ったときは「?」と思ったのですが、印西市にお住まいの崇敬者さん宅にも庭に檸檬の木があって、以前に年祭で訪問した際にはお土産としていくつかの檸檬を頂戴した事を思い出しました。 檸檬栽培は日当たりが良く寒風にさらされない。そして水はけの良い土壌が必要となります。 今回の畑はそういった条件に合っているそうで(そうじゃなきゃやりませんよね)、今週から苗木を植栽していく計画。 畑の一角には小さなビニールハウスが有って、その中には鉢植えされた檸檬の木に、数個の実が成っていたので、2つほど祭典のお供えとして収穫しました。 祭典からの帰り道、檸檬って黄色いよなぁなどと当たり前の事を何となく考えていたら、いきなり御殿に御供えしてある宗玄のラベルを思い出す。 只の黄色繋がりでは有るのですが、そろそろ宗玄を吞んでもいいよという麻賀多様からのシグナルなのでしょうか。 と、都合良く解釈したところで、本日の七峯はここまで。本日も最後までお読み頂くありがとうございました。 |
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山榊が開花 [令和7年3月22日] | |
気温上がってます。南西の風が強いです。なので花粉も元気に飛散していることでしょう、目が痒くて仕方ない宮司です。 なんですが、境内掃除は大事でして、花粉除けのスプレーはそれなりに効いていると思うと、途轍もない花粉の量なんでしょうね。 今日は午後からInstagramのインフルエンサーであるヒロさんが来社し、麻賀多神社から生配信があるので、午前中に書類仕事なりをかなり片付けました。 一息ついたところで、再び境内に出まして明日の外祭に使うお榊を探します。 外祭のお榊、主には玉串として拝礼の際に神様へ捧げるのですが、祭典により真榊と山榊を使い分けます。 明日の外祭は2件。井戸埋と農地での営農始めのお祓いが有りまして、祭典後に玉串を井戸や畑に埋納するので、小振りな山榊を選びました。 そしたらですね、山榊の枝にはクリーム色の小さな花が沢山咲いておりまして、ほのかに甘い香りも漂っておりました。 上記のように榊は大別して2種類有ります。真榊はモッコク科サカキ属で、葉が大きく花は橘に似ているかな。 対して山榊はモッコク科ヒサカキ属でして、真榊に比べて葉は小さく周りがギザギザしてて、花はスズランの様な形でこれまた小さいです。 開花は山榊が先で半月ほど後に真榊が咲く感じ。花の後に出来る種も山榊は黒胡麻みたいで、真榊は山椒くらいになります。 祭典に使う際は、花も種も取り除くことが多く、その理由としては祭典時に花弁などが落ちて祭場を汚さないようにする為なんですよ。 まあこれは殿内など屋内などの話で、当社では屋外の祭典侍には花はそのままにしており、祭典後に参列者の方へ榊の花や特性について話ツールとして使っています。 七峯でも春になると、花の話題を取り上げる機会が増えますね。楽しい話題で七峯を書きながら、花粉症じゃなければもっと楽しいのにと、お鼻からの水を啜る宮司です。 |
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