七峯の丘から

会議机と椅子の納入 [令和7年12月24日]

「真っ新でございます」

「先日納品された冷蔵庫」
 外務省が細川内閣当時の外交文書を公開しました。我が国では30年を超えた外交文書については原則公開をしており、毎年12月に公開となります。
 今回は平成6年(1994)当時のものが対象となり、衆院選で大敗をした自民党が下野をし、細川連立政権が誕生した時期となります。
 あくまでも報道ベースのないようになりますが、当時のクリントン米国大統領は北朝鮮の核兵器開発を阻止するために朝鮮半島への空爆を検討。
 実際にはその一歩手前で実行はされませんでしたが、かなり緊張が高まっていたのです。
 それに対して日本政府(細川政権)は緊張感もなく、業を煮やした米国政府にドヤされる始末。
 加えて細川首相が中共訪問をする際、台湾問題について中共側の意に沿ったように善処するよう強く求められていたことが公開された文書で解ったのです。
 高市首相の存立危機事態発言が、日中関係を悪化させたという論調が、左系野党やオールドメディアで未だに散見されますが、とうの昔からあちら側はごり押しをしているんであって、それを見事に切り返した高市発言になんの瑕疵があるのか不思議でなりません。
 まあ、自民党内にも獅子身中の虫がおりますので、この際徹底的に排除、若しくは駆除をして保守本流の政党として再生をして欲しいです。
 予報通り今日は冷たい雨が降り続いた佐倉。お参りも少なく、社務所では冬休みに入ったであろう若人達が、学生から巫女に変身をして初詣の準備に勤しんでおります。
 部分使用開始となった新社務所ですが、今日は待合室兼会議室で使用する机と椅子が納品されました。
 先日に納品された冷蔵庫と洗濯機の時も雨。足元の悪い中ですが、業者さん達は回りを汚すことなく一生懸命に作業をしてくれました。
 新築だから余計に気を使っているのかな。それでも嬉しいですよね。ありがとうございます。
 新社務所建設に当たっては基本、神社の積立金と寄付行為の奉賛会にて資金を集め、支弁に当てております。
 こちらもお力添えを頂いた皆さんに感謝しか有りませんし、今現在も奉賛会は継続しておりますので、お志を頂けます方には現行の社務所までご連絡をお願い致します。
 そんな中、今回納品となった机と椅子ですが、例大祭の大神輿渡御に関わる大年番会計の積立金を支弁に当てております。
 積立金ですが、宮司に就任した25年前はそういったものがなく、いざという時のためにと繰越金の一部を毎年ちょっとずつ、氏子総代会の承認を頂き貯めてきました。
 今回も今月6日に開催した氏子総代会で承認を受けての支弁となり、少ない金額でも長い年月を掛ければそれなり以上の活かした資金となる訳です。
 積立はもう一口有りまして、それも先述の氏子総代会で使途を決めており、そちらの動きが始まりましたら、改めて七峯でご報告したいと思います。
 毎日のように荷物が届き、備品が揃っていく中で、広く設計をしたはずの新社務所も、もう少し広くした方が良かったのかと思うときもありますが、上手く収納をして本来の広さをキープしたいと思います。
 
屋根は屋根屋 [令和7年12月23日]

「高いですよね」

「朝ご飯は確りと」
 年の瀬になると強盗などの犯罪が増えてきます。昨日は長野県の諏訪で高校生が遊ぶ金ほしさに10代後半の男性を襲ったり、その他にも押し込み強盗のニュースが流れておりリますので、宮司もですが皆さんも十分にご注意下さいね。
 それと同じくこの時期に特有なのがカニカニ詐欺。電話勧誘で大型の蟹がビックリ特価と誘い、送られてきたのは身がスカスカの粗悪な蟹というもの。
 この物価高のご時世にあって、お正月くらいは豪勢に大きな蟹を食べたいという、庶民の心理につけ込んだ犯罪です。
 因みにですが、イギリス政府が昨日発表したものに「動物愛護に関する戦略」というものがあり、なんとロブスターなどの甲殻類を生きたまま茹でるのを禁止する方針を打ち出しました。
 詳細はネットでお調べ頂くとして、これには飲食業界から反発の声が上がりと、まあそうでしょうなと言うのが宮司の思いです。
 さて、今日は社務所と御殿の屋根掃除を、昨年と同じくプロの屋根屋さんにお願いをして行ないました。
 以前は宮司が屋根に上って行なっていましたが、その話を行きつけの寿司屋で呑み仲間の屋根屋さんに話したところ、「それは宮司さんがやってはいけない。何か有ったら大変だから僕がやりますよ」と申し出てくれました。
 仕事柄、色色な形状の屋根に上がる機会があるけれど、神社の屋根に上がらせて貰うなんて屋根屋冥利に尽きると、こちらが涙するような事を言ってくれ・・・
 屋根の掃除では雨樋は勿論、ずれたり割れたりしている瓦も交換してくれ、これによって今の社務所での雨漏りが激減をしました。本当に有り難いです。
 今年は銀杏の実の成りが兎に角多く、御殿の屋根やその谷にも沢山の実が積もっていたそうです。
 なので通常だと一日での作業が終らずに、今週末にもう1回屋根に上がって掃除をしてくれるそうで、そういう所にもプロの意識を感じました。
 餅は餅屋というが如く、屋根は屋根屋でして、先ずは自分でやってみるかという今までの考え方を少し改めようかと思う宮司です。
 今日の七峯納めに、画像2枚目は今朝のご飯。年末の忙しさにも、ちゃんと朝餉を頂かないと身体が動きませんので、美味しく然りとご馳走様でした。
 
南瓜の準備とガス開栓 [令和7年12月22日]

「どちらかが宮司家の夕餉に」

「ほぼサラのガスメーター」
 今日は強い北風予報が出ていた佐倉ですが、なんのなんの少し動くと熱いくらいで、外作業も気持ち良く出来ました。
 なので洗濯物の乾きも良く、こういう日が続いてくれればと思いますが、そうすると乾燥が進んでインフルエンザが流行る。
 しかし雨が続くと外作業が出来ない。なかなか自分の都合には合わないものですね。
 昨日に部分使用開始の引き渡し書を交わした新社務所ですが、今日も細かいところの補修で職人さんが来社。
 建築面積約80坪で延床面積が約115坪なので、補修箇所もそれなりの数となりまして、逆に言うと今のうちに補修をして貰わないと、本竣工以降では自費で直す事になるので、設計監理の森田さんからも気になる所があれば遠慮なくと言って貰っております。
 その新社務所ではガスの元栓が開栓しまして、これでガス器具が使えることになります。 
 主に厨房器具と各所の温水、そして潔斎所(お風呂)の給湯でガスを使用しますが、施設内の至る所にもガス栓が設けられているので、ガスストーブも使えるんですよ。
 今現在の社務所と宮司宅はプロパンガスですが、新社務所は都市ガスになり、そのためのガス管埋設工事には近隣住民の方々にご協力を頂きました。ありがとうございます。
 さて、今日は冬至。一年で一番昼の時間が短い日とされ、明日からは日一日と陽が延びてゆくので、「一陽来復」とも称されますね。
 冬至と言えば柚子湯に南瓜が代名詞。柚子は体を温めるだけでなく、殺菌効果もありまして、そしてなによりも香りが良いのでリラックスが出来ます。
 南瓜と書きましたが、本来は別名の「なんきん」と言うのが正解でして、なんきんに限らず「ん」の文字がつくものを食べると良いとされます。
 秋に収穫した南瓜も今ぐらいになると程良く熟成をしますので、南瓜が筆頭になりますが、寒い時季なので暖かい饂飩やおでんも良いですね。
 それに合せるのは熱燗なんてのも。と書くと、余り吞み過ぎないようにねと禰宜画伯の声が聞こえそうですが、このところはマンスリー夜鍋ですので、呑み過ぎもなく程程に・笑
 平成15年に御社殿の大修営を行ないましたが、それまでは本殿近くに柚の木があり、毎年たわわに実らせていました。
 新社務所の仮竣工(部分使用開始)により、工事のために木々を伐採した箇所にも植栽を始めたいと思っております。
 榊が筆頭となりますが、それに合せて柚子や橙などの年中行事に使われる果樹も植えてみたいですね。
 そして宮司宅と新社務所の潔斎所のお風呂で、柚子湯に入ってみたい宮司であります。
 
今日も夜鍋の祈願名押し [令和7年12月21日]

「ただひたすら心を込めて」
 毎週日曜日午前9時からNHKで放映される日曜討論。今日は各党の政策責任者クラスが参加し、内政と外交についてそれぞれの意見を述べておりました。
 が、お一人ですがただひたすらに持論を展開して、司会者の制止も無視して持論を展開していたのが立憲民主党の岡田克也代議士。
 衆議院予算委員会でねちねちとした質問を繰り返し、あの高市発言を引き出した人物ですが、世の中では評価がだだ下がり中で、底値が見えない状態です・笑
 立憲って本当に我が国の野党第一党なのでしょうか。言うことやることがあちらの赤い国とだだ被りで、我が千葉9区選出の奥野総一郎代議士も早く泥船から去れば良いのにと、今日の枕はこれくらいにしておきます。
 今日は12月21日。後10日で大晦日を迎え、その翌日は令和8年の元日となりますね。
 そろそろ日光輪王寺や佐野厄除大師のテレビコマーシャルが、流れ始まる頃でしょうか。
 禰宜画伯曰く、あのコマーシャルが流れるとただでさえ気ぜわしく初詣の準備をしているのに、それに輪を掛けておい立たされるようで好きじゃないそうです・笑
 好き嫌いは別として、急かされていると感じるのは宮司も同じ。それだけ先の見えない準備に追われていると言うことでしょうか。
 今月12日の七峯でも取り上げましたが、師走恒例というか毎晩の夜鍋仕事が続いております。
 御守のPP袋詰めは巫女さん達の頑張りもあり、完了が見えてきました。早くて丁寧に越したことはありませんが、技術は人それぞれなので時折巡回をしては「急がなくて良いよ」と声掛けも。
 ここ数日の宮司夜鍋仕事は、御神札の向かって右上に入れる祈願名の印推しです。家内安全とか商売繁盛とか、厄除祈願などのやつですね。
 耐油性のゴム印で一体一体を丁寧に、御神札を受ける方々に麻賀多様の御神徳が届くように願い押印をしていきます。
 押印する場所は和紙の掛け紙なので、失敗すると掛け紙を交換しないとなりません。なので集中も必要なのですね。
 でもね、集中って余り長く続くものではありませんで、途中でちゃんとリラックスタイムを設けて、それも余り長いと本日の夜鍋仕事終了となりますので程程にしております。
 さて、今日は新社務所の仮竣工の引き渡し(部分使用開始)の書面交換と、膨大な量の書類を確認を、設計監理の森田建築設計事務所、そして施行の万葉建設株式会社との間で行ないました。
 思ったより時間が掛かり、昼間の作業が押しているので、今夜は少し長めに夜鍋をする事に致しましょう。お肌に影響の無いくらいにね・微笑
 
どうしても作りたかったもの [令和7年12月20日]

「赤ちゃんいらっしゃい!!」

「今日も工作しました」
 本日は大安の土曜日、そして一粒万倍日ということで、多くのお参りとご祈祷が有りまして、祈祷番の智勇権禰宜がフル稼働した一日となりました。
 昨日までの予報では今夜半から雨とあったのですが、実際にはかなり早まり午前10時には小雨が降り始め、降ったり止んだりを繰り返す一日となりました。
 その分なのか、明日の日中は晴れ間となるようで、御祈祷と外祭がありますので、少しく安堵をしております。
 今日の宮司ですが、一日を通して作業服に神社の袢纏という、一見すると大工の棟梁的な格好でして、境内の大型テント臨時授与所の設営をしつつ、初宮詣や七五三詣の御祈祷を受けた方の撮影手伝いも。
 まさか宮司とは思われないところがまた良い感じでして、撮影後に「作業頑張って下さい」と暖かい労いの言の葉を頂き、より一層作業に身が入る宮司でございました。
 そんな合間にも、現社務所から新社務所へ荷物の搬入をしたり、板金屋さんと話したりとあっという間に夕方となりました。
 明日に仮竣工の引き渡しを控え、新社務所内での作業も重なり、今自分は何をメインで動いているのか、目まぐるしく移り変わりましたが、予定をしていた仕事以上に捗ったかな。
 新社務所内を行き来して、目に入ってきたのが1階トイレエリアの黄色い壁。実際には黄色に少し灰色を混ぜたような感じで、明るさの中に落ち着きも有る色となっております。
 1階トイレエリアは女性用と多目的の、2つのトイレがありまして、男性用はありませんので、境内東側にある既存のトイレをご使用下さい。
 宮司が新社務所を建設するに当たって、幾つかの「これだけは作りたい」と、念願したものがあるんです。
 その2つが多目的トイレと、そこに設置したおむつ交換台。赤ちゃんからご老人、そして健常者から障害者まで使える場所を作りたかったのです。
 今回作った多目的トイレはオストメイトは設置しておりませんが、車椅子で入ることが出来る広さとなっております。
 麻賀多神社の神様「稚産霊命・わかむすびのみこと」様は、多くの御神徳が有る中でも健児育成、安産子育ての神として広く崇敬を集めてまいりました。
 少子化が叫ばれて久しいですが、今日も多くのお子さんがご家族と一緒にお参り。雨降りの中にも暖かい光景が繰り広げられた麻賀多様です。
 今までは待合室もなく、おむつを替えるといったら境内の縁台の上などで、心苦しい思いをしておりました。
 これからは安心しておむつ替えが出来るようになりますし、お声掛けを頂ければ授乳が出来る場所へご案内も可能です。
 もっと早くに出来ていればとの思いが心の中に残っておりますが、中途半端なものではかえって不安定さを増すばかりですので、逸る気持ちを我慢した分、良いものが出来上がったと思います。
 引き渡しは明日ですが、実際に使用開始となるのは元日からとなる予定。おむつ交換台を使う赤ちゃん第一号はだれかな!?
 引き渡し後は今一度掃除と点検、そしてトイレットペーパーやエチケットボックスなどの備品も装備しませんとね。
 
物忘れで師走バージョン遅れる [令和7年12月19日]

「うっかりしてました」

「朝から涼しげな眼差し」
 首相官邸筋の安全保障政策担当者が核兵器保有に前向きな自身の考えを、オフレコの席で述べたそうでして、いつものようにあちら方面の野党が「即刻辞任しろ!!」と息巻いております。
 よせば良いのに自民党内からも、それも防衛大臣経験者までが同調しちゃっているのですから、オフレコの発言を漏らさせてリトマス試験紙にしているのではと勘ぐる宮司です・笑
 核兵器という一言で熱くなると言うか発狂寸前になるって、思考停止以外の何ものでもないと思うんですよね。
 そりゃあ、日本は唯一の戦争被爆国ですので敏感になるのは解りますが、我が国と取り巻く国際情勢は何度も七峯に書いておりますが、四六時中ゴロツキ国家に恫喝を受けているようなもので、国を守る為にはどうしたら良いのか。
 その思考選択肢の1つとして、核兵器なる文言が出てくるのは当たり前で、まわりのゴロツキが全て核兵器を保有しているんですから、話し合いだの外交だのといったところで、そんなの知らんよと言われればそれまで。
 それでいてレフトサイドは、アメリカの核の傘下にも反対だし、現実的な安全保障から目をそらしているとしか思えません。
 いずれにしても一つのWordを机上にも載せないというのは異常ですのでね、近視眼的な政党は次の衆院選での結果が楽しみです。
 今日も初詣の準備に勤しんだ宮司と智勇権禰宜。そして佐藤出仕もだいぶ慣れてきて、時折禰宜画伯に微笑指導を受けながらも、笑顔で社務に当たっております。
 ここ数日は毎晩、御神札に祈願名を捺印しておりまして、気が付けば午前1時を回っていると言うことも珍しくありません。
 結構夜鍋仕事って好きでして、生き狛犬達の寝息と好きなDVDをBGMにして、自分の世界に入り込む。自分が時間が取れない事って多いので、大切な時間と言っても良いかな。
 かと言って朝寝坊はしませんで(当たり前ですが・笑)、やりきった感で就寝するのでぐっすり眠ることが出来、そこに美味しい朝ご飯ですから、少しくらいの疲れは飛んで行きます。
 でもね、時間に追われるのって一番というくらい頭を疲れさせましてね、やろうとしていた事を忘れるんですよ。
 今朝、ゴミ出しの為に宮司宅の玄関を開けるとそこには狛猫が丸まっており、涼しげ(寒いだけかも)な眼差しで、何か忘れていない?と話しかけられた感じ。
 ゴミ出しから戻り朝刊を郵便受けから取り、再び玄関前にいる狛猫と目が合う宮司。
 あ、そうだ!!、神社の石垣下に立てている行事の案内看板がまだ七五三詣のままだった!と。
 そこまではテンティアルのパジャマだったので、そして佐倉中と佐倉東高の生徒が登校時間でしたので、師走仕様の看板掛け替えは社務開始当初に行ないました。
 人間って完璧にやり遂げたと思っても、何か抜けている事が大いに有ります。それが人命や重大事に関わると大事になりますので、身の回りという近い場所から点検をしてみたいと思いますと、この頃物忘れが多い宮司の独り言でした。
 
サイン看板打ち合わせ [令和7年12月18日]

「一階トイレ」

「潔斎所にも」

「既に茹でました」
 自民党の高市総裁と国民民主党玉木代表が会談をして、所謂「年収の壁」と言われる額を178万円まで引き上げある合意をしたと速報が流れました。
 10月21日に高市政権が誕生して早2ヶ月。戦後すぐなどの特殊事情を除くと、これほど色色な成果を上げた内閣はそうないと思います。
 比べるに残念すぎますが、前政権って何をやっていたんでしょうね?支持していた方って
鳥取県民かレフトサイドだったのではと思う宮司でございます。
 今回の合意が所得制限の有無や基礎控除だけになるのか、全容は判明しておりませんが、シンプルな形で施行となって欲しいですね。
 只今午後7時少し前。今日はなんと朝のゴミ出し以外は境内から出ていない宮司でございます。今のところね・笑
 初詣の準備を行ないつつ、新社務所の仮竣工引き渡しを目の前に、午前10時から備品として会議机と椅子の発注と契約。そして支払いを行ないました。
 それが済んで再び境内の大型テント臨時授与所の設営を行ない、12時15分から新社務所内に設置するサイン看板の場所決め。
 サイン看板とは、トイレなど主だつ場所への案内を示すもので、今回は既製としてのマークの他に禰宜画伯がデザインしたものも掲げられるんですよ。
 解りやすさが一番なのですが、それだけだとどこにでもある感じに仕上がるので、ちょっとひねったものや、芸術性を持たせたものなどがありまして、それは出来上がりを見てのお楽しみとしておきましょう。
 こういう印って、掲げる高さやドアとの距離など、1,2センチ違ってもその印象が変わるんですよ。
 なので、何度も何度も位置を変え、その都度に見る場所も変えて、どの位置が一番適しているかの意見集約をする。
 最初は正味30分程で終るんじゃないかとの時間設定でしたが、やはり時間が押しまして午後1時からの第2次施主検査が始まったのは30分押しとなりました。
 それも1時間半ほど行ない、午後3時からは第二回取り扱い説明会。トリセツの2回目でして、水道とガスの供給が始まったので厨房をメインに各所で70分。
 この段階で既に外は暗くなり、やりかけだったテントの臨時授与所準備をキリの良いところで仕舞い社務終了。
 その時に宮司の携帯電話が鳴りまして在社の確認。それから10分ほどで可愛い後輩が来社し、手には宮司が好きな香箱蟹が4杯もビニール袋に入っているではありませんか!!
 今年もお世話になりました、そして来年は特に佐倉青年会議所(JC)の外部監事職をお願いしますと、この元日から佐倉JC理事長となる尾崎美香君より暖かい言の葉を頂きました。
 この香箱蟹、七峯を書き始まる前に茹でまして、今夜のアテは決まったようなものなので、鋭気を養って夜鍋もしつつ、明日からも頑張る気合いの宮司なのでした。
 さて、香箱蟹に合せるオササは何にしようかな。やはり日本酒か。
 
社務所の建具直し [令和7年12月17日]

「匠の技集団」
 そう言えばのお話なのですが、中共が日本への渡航自粛を発表してからというもの、都内のホテル宿泊費が下落をしております。
 あくまで都内の話なので、日本を代表する観光地の京都あたりの動向も気になるところですが、日本人がちゃんと宿泊できる時代が戻ってきたということでしょうか。
 SNSにあった投稿ですが、中共は日本へ行くな。日本は中共から来るな。珍しく意見が合いましたねと、大笑いをさせて頂きました。
 中共が嫌う日本の大手ホテルチェーンであるアパホテル。彼の国の人は余りアパで宿泊をしませんが、そのアパホテルでさえ宿泊費が下がっているんです。まさにWin−Winですね・笑
 夕方のニュースでは、今年1月からの訪日外国人が3900万人を突破したとありまして、今月分を加えると4000万人を超えるのが確実となったそうです。
 確かに増えている実感は有るんですよ。だって佐倉でさえ観光だろうなと思う外人さんの姿を普通に見かけるようになりましたし、神社にもよく来るんですよ。
 そして欧米系と台湾からの観光客が増えている実感。台湾と中共は北京語を話しますが、その口調は全く違いまして、更には台湾からの方は御朱印巡りをする人が多く、ちゃんとお参りもするので、大陸からじゃないと解ります・微笑
 一時期よりもトーンは下がったとは言え、相変わらずオールドメディアは中共からの観光客が来ないと大変だなどと流しておりますが、そんなの聞き流しましょうね・笑
 新社務所の工事も大詰めとなり、建具などの調整と塗装の補修などが行なわれております。
 今日は建具の材料を元請さんが忘れたらしく、それを取りに行っている間は建具屋さんは時間を持て余すことになったので、以前に相談していた現社務所の障子や引き戸の調整をしてくれました。
 今の社務所は昭和5年(1930)に建てられたので、今年で築95年となります。
 建具に関しては次の間の襖を除いて、ほぼ建築当時のままを使用しており、建物本体の歪みなどで生じる開け閉め困難な状態の所が沢山有るのです。
 逆にいつも使っている玄関の上がり口などは敷居が痩せてしまい、開け閉めをすると障子がはずれる始末で・苦笑
 今現在、日によって若干違うのですが、新社務所工事に入っている建具屋さんは概ね4〜7人。
 今日は5人だったかな、皆さん凄技の持ち主で、仕事を見ていて出てくるのは感歎の溜息ばかり。
 その腕の素晴らしさに、禰宜画伯はこれも作ってあれも作ってと、どんどんお仕事を増やしてしまい。
 それに対して、それだったらこうやった方が良いよとか、また難しいこというよなぁとはにかみながらも翌日には完成させているところが、なんともお茶目な建具や集団なのです。
 現社務所の建具調整は縁側のガラス引き戸だけお願いしてあったものの、あれ?この障子も引っ掛かるな。玄関の引き戸も斜めだぞとか、授与所のガラス戸ってちゃんと鍵は閉まってる?とか、建具屋さん自身がどんどん仕事を増やしちゃって、お陰様でほぼ全ての建具がちゃんと致しました。
 ただ問題点が一つありまして、今まで動かない引き戸など、力を込めて引いておりましたので、調整したところをその力量で動かすとビックリするほどのスピードが出てしまい、慣れるまで暫く掛かりそうです・笑
 新社務所の完成が近づいてきてから、比例して「今の社務所はどうするの?」って質問が増えております。
 以前の七峯にも書きましたが、現社務所は現状のまま残しまして、いずれの時にかリノベーションをして再活用をしたいです。
 その為にも、新社務所へ引っ越してからも小まめに手入れをして、風通しも行なってまいります。
 
パンダの揺さぶり動じない事 [令和7年12月16日]

「峯村先生の講演」

「留辺蘂神社Instagramより」

「東京タワーが綺麗でした」

「多摩動物公園のカンカンとランラン」
 北海道を中心とした大雪も一先ずは落ち着いたようですが、雪に慣れているはずの道産子も早めの大雪にはお手上げだそうです。
 神主仲間で北海道北見市鎮座の留辺蘂神社宮司がアップするSFには、あらまぁと思わず呟いてしまう光景が写し出されており、そう言えば北海道にはヒグマもいるじゃんと、温暖な気候の熊無し県民には驚くばかり。
 この大雪も地球温暖化が作用しているとされ、それであれば温暖な気候の話が千葉県も春先に降る可能性がある大雪には注意しておかないとと思う総武線快速電車内の宮司です。
 昨夕から上京した宮司。神道政治連盟千葉県本部幹事長として、森英介元法務大臣の動態政経研究会セミナーに参加してまいりました。
 所謂政治資金パーティーになるのですが、森代議士のセミナーでは毎回多方からの講師を招き、しっかりとした講演が行われるので、機会が合えば県本部役員として参加をさせて貰っているんですよ。
 今回の講師はキャノングローバル戦略研究所上席研究員の峯村健司先生で、「台湾有事と日本の危機」と題して講演を頂きました。
 あれ?どこかで聞いた事がある名前、と思った方、その通りです。高市早苗首相の存立危機発現なる国会答弁からこのかた、中共からの威圧が続いている中にあって、現代中国問題研究の第一人者として連日その名前をお顔を見ない日は無いとうほどのひっぱりだこ状態のあの方です。
 朝日新聞の記者として中共に滞在する事10年以上と、その間にも中共当局から拘束される事30回以上。あの新聞社にして気骨な経歴の持ち主なんですね。
 講演の内容を大まかに書きますと、中共の習近平主席は兎に角も台湾をどのような手を使っても併合したいとの思いが強く、それは習主席が福建省の中国共産党職員であった時代からの念願だそうです。
 その時代、習主席が福建省で行なっていた工作は、昼はゴルフで夜は大宴会。対象は台湾の政財界や退役軍人、そして宗教者達で、台湾内部からの侵略の為だそうでして、それは今も形を変えて続けられていると。
 それを聞いた時、多分日本にも同じ工作をしているんだろうな。媚中派と対をなすハニトラもその一部なんだろうと想像に難くありませんね。
 講演は時間を少し超過しつつ、その後の質疑応答にもいく名かの質問があり、関心の高さを示していました。
 講演を拝聴して会場となった東京プリンスホテルを後にライトアップされた東京タワーを見つつ、宮司はその足で宿泊場所となる上野に移動して軽く一杯。
 上野の街もあちらからの団体客がいなくなったせいか、煩い移住の喧騒も無くなり、気のせいか路上のゴミも少なくなりましたね。
 その上野ですが、同じ日の夕方に当地を激震させるニュースが流れたのです。それはパンダ。
 現在上野動物園には双子のジャイアントパンダ、シャオシャオとレイレイの兄弟がいまして、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドのパンダが中共に変換されてからは国内唯一の飼育となっています。
 その双子の子達が来年1月末に中共へ変換されるとの報道でして、元々来年2月に変換を1か月前倒しになったと。
 全てのパンダは中共の所有でして、それを各国へレンタルをしており、日本生まれのパンダであったとしてもレンタルの一部となるのです。
 ここからですよ、オールドメディアが「パンダが日本からいなくなってしまう!!(遠回しに)これも高市のせいだ!!」と、高市のせいダーズと騒ぎ始めるわけですね。
 上野といったらパンダと言うくらい馴染みがありまして、昭和47年(1972)の日中国交正常化により北京から来たカンカンとランランのフィーバーぶりは凄まじいものがありました。
 同年に生まれた宮司、幼い頃の東京の思い出と言えば上野動物園で、白黒の写真が懐かしさを醸し出します。
 上記にパンダはレンタルと書きましたが、実はカンカンとランランは例外でして、両頭と生まれた子供は上野動物園の所有だったんですよ。
 実際には子供は生まれることはありませんで、ランランは自然妊娠後の妊娠中毒症と尿毒症の合併症が原因で昭和55年に亡くなりました。
 カンカンもその翌年に亡くなり、報道然り国内に流れる暗い悲しい雰囲気を、幼い時ながら今でも宮司は覚えております。
 まあパンダがいなくなるのは寂しいですが、かといって高市首相が存立危機事態発言を撤回するわけでも無く、撤回したら日本が中共の属国になるようなものなので、一喜一憂することないのが一番。
 因みに日本国内で亡くなったパンダは、遺骸も中共に持って行かれますが、カンカンとランランは日本所有なので、2頭の剥製が多摩動物公園に展示されています。
 宮司は幼少のみぎりに上野動物園で、大人になってから多摩動物公園で2頭に会いました。
 今思えば生前である上野動物園でも動いていなかったな。そう思うと、今のパンダはよく動いていると思います・笑

※ カンカンとランランの剥製画像は、4travel.jpより拝借しました。
 
よろず臨時授与所請け負います [令和7年12月15日]

「やけやを背負って」
 昨日は予報よりも降雨の時間が伸びた佐倉ですが、夜には上がりまして夜空には星も見えて、明日は良い天気の下に境内作業が出来る!!
と、思っていたのですが、またま冷たい北西の風が少し強めに入っておりまして、この風だと北陸から東北、そして北海道は大荒れの空模様だろうなと思って今朝の天気予報を見たらそのまんま。
 北海道では大雪警報が出ているところも有り、特に普段雪が少ないと言われる道東でも記録的な降雪なので、仲間の神主がアップする大雪のSNSを見つつ、これくらいの風で境内作業が出来ないなんて弱音は吐けないと奮起している宮司です。
 今日は15日なので中の月次となり、毎月朔日の月次祭と同じく御供えする神饌は普段より多めになります。
 昨夜は社務終了以降も仕事をしていたので、夕餉は外にしましてからの地元スーパーで神饌用のお野菜と果物を購入し、今朝に智勇権禰宜が献饌をしました。
 スーパーには結構マメに行く宮司。その際には物価高騰を叫ばれて久しいこともあり、食品を中心に値札を以前よりも見るようになりました。
 そして一番中止をしているのがお米の値段。一般的には5キロの袋詰めとなっており、大体レジカウンター近くに積まれていますね。
 先々週でしたっけ、米価が過去最高になったというニュースが流れていましたが、実はその付近でも小売価格はジワジワと下がって来ていた印象があるのです。
 所謂ブランド米、そして有名所産などはまだ高値で売られていますが、作付けが一番多いこしひかりはピークを越えていますね。
 昨日よったスーパーでは税込4000円台前半のお米もあり、それもブレンドではないのが出てきております。
 今年の新米は集荷業者が兎に角量を集めるために農家から高値で購入しているので、出始めは誰が考えても昨年より安くなることはないのです。
 ただし、これによって米離れが起きているという指摘があり、それに加えて今年の収量は昨年の2割増しですから、集荷業者や仲卸業者の倉庫には新米が渦高く積まれているのです。
 そうしたらですよ、売れないものを持っているだけでは赤字が膨らむし、売れないまま来年の新米が出てしまえば、今年のお米は古米となってより赤字が進むことになり、米扱い業者の倒産が続発しかねません。
 なので、傷口が広がる前に在庫を減らそうと、これから米価はどんどん下がると思われます。
 本題前の枕が長い七峯ですが、今朝も確りとご飯と汁物を頂いた宮司は、心とお腹の中を満たした状態で外作業に勤しんでおります。
 今の時季は袴姿よりも作業着姿の方が断然に多く、自分でも師走を感じるシーンとなります。
 この姿で境内作業をしていると、神社出入りの職人さんと間違われることも多く、それを楽しんでいる気配の宮司。
 心境的には「よろず臨時授与所請け負います」(宗)麻賀多組と言ったところかな・笑
 年回り的に色々とお役目を頂く事が増えた今年、初詣の対応で境内に建てるテントの臨時授与所の準備は少し遅れ気味。
 そこにここ数日の荒天が重なったので、その際は室内で出来る事をしておりますが、先述のように北海道などの皆さんに比べたら、佐倉はまだ外作業が出来る環境。
 今日と明日でテントの臨時授与所を2ヶ所作り、これから少し巻いて準備を加速させます。
 今日の七峯は午後1時に書上げ完了となり、温かいお茶を頂いてから再び寒風さす境内に繰り出すことに致しましょう。