七峯の丘から

子猫は無事に里親さんへ [令和6年9月7日]

「今日は戌の日です」
 保護した子猫ちゃん、昨夜無事に里親さんに引き渡すことが出来ました。と禰宜画伯より報告が有りました。
 お引き渡し前に唯一心配していたのが「うんち」なんです。
 保護して2日。水も缶詰のペットフードもとてもよく食べ、体力もかなり復活してきたんです。
 なんですが、おしっこはすれども「うんち」は出なくて。心配した禰宜画伯がお腹をさすっても背中をさすっても、「うんち」は出ずにお引き渡しの時間となりました。
 引き渡す際は「はいどうぞ」だけではなく、保護した子の性格や癖なども伝えるんです。それを知っているかどうかで、慣れるまでの時間が違いますので。
 その説明をしている時だったそうです。突然いきりはじめ、目出度く「うんち」が登場。
 それを見て、本当に安心して引き渡せたと禰宜画伯は話していました。
 今日は戌の日安産祈願ですね。朝から妊婦さんとご家族が、徒然にお参りに来ております。
 御祈祷も続いて、この暑さです。祈祷番の智勇権禰宜曰く、「御殿はサウナみたい」と。
 お入りの肩が着座する拝殿は窓を全開に、扇風機もフル稼働で良いのですが、神職が祝詞を奏上する幣殿は、窓を開けてもなかなか風が入ってこない。
 祝詞奏上はお腹から声を出して、そこに作法も加わり、しかも夏物とは言え狩衣という装束も着けているので、まあ汗だくですわ。よく頑張りました。
 この世にあれ出でし命。比べるわけではありませんが、人も猫もその他の動物達も幸せになって欲しいな。
うん、やっぱりそう思う
 
御例祭行事日程板 [令和6年9月6日]


 本日9月6日は秋篠宮皇嗣殿下の長男悠仁親王殿下の御誕辰日。18歳におなりあそばされ、成年皇族の一員となられました。
 現在筑波大学付属高3年生で、幼少の頃より「自然誌」を研究されており、来春に大学進学となる予定です。
 ネット上では読むのも憚られるような物も散見されますが、よりお健やかな成長をお祈り申し上げます。
 来月の御例祭を控え、夜な夜な打ち合わせなどの集まりが増えてきました。今夜は「次世代にどのような形でお祭りを継承していくのか」
をテーマに。
 明日は大神輿奉昇員の鏑木青年会と神社前の町内で有る宮小路町第一との懇談会。
 そこにご葬儀の依頼が入ってきて、宮司結構忙しいんです・笑
 神社石垣前に今年の御例祭行事日程を記した看板が立ちました。これが立つと「まぢかだね」という雰囲気が醸し出される切っ掛けになります。
 その雰囲気に流される事無く、焦る事無く諸準備を進めなければならないのですが、今年は新社務所の工事が始まっており、スケジュールや手狭になった境内でどのように人を動かすのか、宮司の頭の中は若干カオスになっております。
 只今午後6時。社務所では禰宜画伯があと一時間後に里子に出す子猫と話す声が聞こえます。
 宮司の会合は午後7時から。なので子猫に見送りの言葉を掛けてきますね。

※本年の御例祭行事予定

・例大祭大祭式
 10月11日午後1時半斎行

・大神輿発輿祭
   同 日 午後3時より

・大神輿還御祭
 10月13日午後10時頃斎行

中日12日の大神輿は、二番町御旅所で御休息
 
子猫の里親さん決定 [令和6年9月5日]




 今日は気持ち良く晴れた佐倉です。朝拝に向かう際は宮司宅から社務所に入って境内に出るのですが、昨日保護した子猫が宮司の足音に気付いて「にゃ〜」と鳴き始め、お参りに行ってくるねと言うと「にゅん」と言う返事をしてくれました。
 保護した時もそうだったのですが、人懐っこくて甘えん坊。子猫の習性なのかもしれませんがね。
 ケージの中で一晩過ごす、寂しかったかな。おしっこはちゃんとしていて、ウンチはまだ。おしっこシートに小さな血の跡がいくつかあったので、これは蚤がいる証拠。
 と言っても特段悪いわけではなく、外で暮らしている子は、ほぼ100パーセントで蚤と同居です。
 今日は禰宜画伯が猫用のトイレ砂と蚤取りの薬を買ってきて処方。体毛をよく見ると蚤がいて、見つけられる物はスグに潰す。薬が効いてぇくれると良いな。
 今日の社務は智勇権禰宜が公休のため、基本的には宮司のワンオペ。御朱印の授与を含めて多くのお参りを頂きました。
 今日は予定していた作業も有ったのですが、保護した子猫の事をこの七峯と神社のSNS2つに載せたところ、色々な反響を頂きまして、その対応をしていたら、あっという間に夕方になっちゃって、仕事は進みませんでした・苦笑
 でもね、朗報ですよ!!なんと、昨日の今日で里親さんの応募を頂きました!!
 本来で有るならばご本人と直接面会して、その人となりを見てから譲渡を決めるのですが、兼務社の氏子さんでして、お祭りでも何度も顔を合せている方だったのでもう即決。
 お引き渡しは明日の夜。その時間帯、宮司はお祭りの打ち合わせで外出しているので、明日の社務を仕舞ったら「行ってらっしゃい」のご挨拶をすることにします。
 野良で生まれた子の生存率は、ビックリするほど低いです。そりゃそうですよね。
 昨日始めて会った子ですが、この短い時間でも家族のような感じ。禰宜画伯があやすのが上手なんです。
 先程、夕ご飯を食べてからしばらくニャーニャーしていましたが、寝ちゃったみたいです。
 社務所で過ごす最後の一夜。安心してゆっくりリラックスしてね。
 
暑くても猫バンバン [令和6年9月4日]

「禰宜画伯の抱っこで安心」

「はじめまちて」
 只今午後6時半過ぎ。通常であれば既に七峯がアップされている時間ですが、今日は遅いです。
 正直、宮司は疲れております。ある意味では充実した安心感の疲れですので、ご安心下さい。
 今日は午前中に七五三詣の初期準備をして、御殿の中もかなりな勢いで片付けを。
 来月に迫った御例祭の準備にも取り掛かっておりまして、まあやることが山積みなんです・笑
 話を今朝の戻しますが、新聞を取りに郵便受けまで行ったところ、近くで子猫の鳴く声が聞こえました。
 少し周辺を見回しましたが子猫の姿は見えず、2台駐めてある自動車の下を覗いても姿無し。
 車のボンネット内にいる可能性もあるので、一応念のためにボンネットを数回叩く、所謂「猫バンバン」をしておきました。
 猫バンバンとは、寒い時期に猫がエンジンルームに入り込む事がよくあり、そのままエンジンを掛けると火傷をする可能性があるので、ボンネットを叩くことによって猫を中から出すというものなんです。
 この暑い時期にとは思いましたが、万が一って有るもんですのでね。
 話を先程に再度戻しまして、段ボール箱もかなり運んで、お昼過ぎで結構疲れた宮司。
 カラになった段ボール箱は、神社近くのスーパーいなげやにリサイクルボックスがあるので、そこに運んでいます。
 いなげやの駐車場に着いて車を降りると、どこかで子猫の鳴く声が聞こえます。
 まさかかと思い、ボンネットを開けるとそのまさか。エンジンルームの片隅にサバトラの子猫がうずくまっておりました。
 手を伸ばすと一目散に逃げてしまい、なんと隣に駐車している軽自動車の下からエンジンルームに入っちゃった!?
 そのままにする事も出来ず、お隣さんが買い物から戻ってくるまで待機して、事情を説明してボンネットを開けて頂きました。
 いましたいました、サバトラちゃん。なんですがまた逃げてしまい、いなげやの駐車場で大捕物。
 まわりの方も協力してくれ、無事に保護して車に乗せて帰社しました。
 ただ、持参した総重量が20キロの段ボール箱は既にリサイクルボックスへ投入済み。
 仕方なく助手席に乗せてきたのですが、宮司宅の駐車場に着くと、サバトラちゃんはハンドルの裏側に入ってしまったのです。
 皆さん、ハンドルの裏側って見たことがありますか?殆どの方は無いと思いますが、配線やパーツ等でかなり入り組んでいて、厄介なことに一番奥まで入り込んでしまったのです。
 今日は涼しいとは言え、西陽の当たる駐車場にそのままという訳にもいかず、車を移動させて救出作戦開始。
 スマートフォンのライトで奥を照らすと、助けてなのかこっちに来るななのか、また鳴き出すサバトラちゃん。
 勢い良く潜り込んでしまったので、本人(猫)は引くも押すも出来ずにモガモガモガ状態。
 宮司も手を伸ばすも、配線や金具に行く手を阻まれ、仕方なく仰向けになって上半身は車内、下半身は路上という端から見たらこれこそ事件状態に・苦笑
 先ずは尻尾と両足を配線の間から引出して、少しずつ手前に手前二お腹まで進んで、肩を抜いて顔までいたらスポっと。汗だくで格闘すること30分でした。
 そのまま離すわけにも行かず、ケージに入れて一旦社務所へ連れて行き、禰宜画伯が仮囲いを作り、水と生き狛犬用の缶詰をあげたらペロリと完食。
 しばらくニャーニャーみゅーみゅーやっておりましたが、疲れたのでしょう寝てしまったようです。
 もう人の手に触れてしまい、親猫も見つからないので、この子は里親さんを募集することになります。
 今年は既に1匹の子猫が当社から里親さんのもとへ巣立ちました。良いご縁があることを願っております。
 
須須神社キリコ祭り奉賛御朱印 [令和6年9月3日]

「イルカのすずちゃんとニニギくん」

「リンクHPより」
 台風10号は熱帯低気圧となり、それも消えたはずなのですが、置き土産たる湿った空気とそれを作り続ける南風が入り込みまして、今朝の千葉県は台風以上の大雨に見舞われました。
 場所によっては避難勧告も出され、当地佐倉には大雨警報が発令。
 よっぽどの事が無いと止らない京成電車ですら、京成佐倉〜京成成田間で運転を一時見合わせ。神社近隣の学校なども軒並み臨時休校や休園になりました。
 9時の社務開始時には雨も上がり、神社にはこれと言った被害はありませんでしたが、雨宿りの子猫達が御殿の昇降口におりまして、刺激をしないように朝拝から下りてきました。
 さて、当社の例祭を来月に控え、打ち合わせや発注などの業務が増えてきました。
 今出来ることを一つ一つこなしていき、時間が無いと慌てないようにしたいです。毎年誓っております・苦笑
 本日より能登半島地震復興支援として、石川県珠洲市鎮座の須須神社キリコ祭り奉賛御朱印の頒布を始めました。
 禰宜画伯が奉賛御朱印の原版を描き上げたのがお昼ちょっと前。そして今日からの頒布ですので、当社としては異例の早さで作業が進んだ事になります。
 原画が描き上がったところで、須須神社の猿女千鶴権禰宜さんにご確認と許可を頂きました。
 当社で頒布する須須神社さんの復興奉賛御朱印としては、今年5月に当社の境内で開催した「能登半島地震支援むすびマルシェ」で頒布したのが最初。
 その際には珠洲市の特産品である三崎わかめや魚醬のよしる、揚浜式のお塩なども販売しました。特産品が飛ぶように売れたのが、既に懐かしいです。
 今回は須須神社さんの秋祭り「キリコ祭り」が来週土曜日の14日に齋行されるに合せて、佐倉からも応援しよう!!と、宮司と禰宜画伯で企画しました。
 能登地方はキリコが担ぎ出されるお祭りが多く、7月に能登町で行なわれるあばれ祭りを筆頭に、9月末の同町小木袖キリコ祭りまで29地区で開催されます。実際にはもっと多いと言われてますよ。
 それぞれ自慢のキリコを御神輿のあとに担ぐのですが、須須神社のキリコ祭りはその大きさが日本一で、屋根の広さはなんと12畳もあるという途轍もない大きさなんです。
 これが4基並んで御神輿のあとを供奉し、夜中鎮座地の三崎町寺家をまわるというから一度見てみたいものです。
 ご縁も頂いたので、このお祭りに行ってみたいと思いましたが、なんと宮司の兼務社である佐倉市弥勒町の八幡神社が御例祭日。
 残念ではありますが、須須神社キリコ祭りは9月第2土曜日で、弥勒町八幡神社は9月14日。いずれ須須神社さんのお祭りに行くことも出来るでしょう。
 因みに御朱印には4種類の文言がキリコの組ごとに書いてあります。
 これは「吉祥文字」と呼ばれ、文字通り縁起の良い文字の事。その組(町内)の思いが籠もった物が書かれているそうです。
 頒布は今日から9月いっぱいを予定しております。皆さんどうぞ、能登半島突端に鎮座する須須神社のご復興にお力添えをお願い致します。

日本遺産「灯り舞う半島 能登〜熱狂のキリコ祭り〜」
活性化協議会HP
https://notokiriko.ishikawa.jp/kiriko/jp/index.php
 
日本三大饅頭 [令和6年9月2日]


 蒸しております。台風10号が残していった湿った空気。そこに南風が入るので、青空ながら余計に蒸している佐倉です。
 今日は外祭が午前と午後合せて3件入っており、なかなかいい汗をかかせて頂いた宮司です。痩せちゃいそう・笑
 1件目は午前9時半からで、その帰りに銀行へ寄っている時にスマートフォンの到着音が鳴りました。
 何かと思えば、佐倉青年会議所の後輩である官林春奈さんから「神社へお土産を届けました」とメッセンジャーが入っておりました。
 官林さん、各地の復興支援に飛び回って活躍されており、特に東日本大震災によって福島第一原子力発電所が事故を起こし、それが原因で現在も避難が続いている同県双葉町へは長期にわたり支援活動を行なっています。
 能登半島地震でもJC仲間ではいち早く現地入り、現在まで幾たびも能登の復旧と復興に尽力しており、いつ寝ているんだろうと心配になるくらい精力的な方なんです。
 今夏は双葉町と石川県珠洲市で子供を対象として復興イベントを企画運営され、その際に日本製の線香花火を配るにあたり、宮司が会長を仰せつかっている佐倉青年会議所OB会として義捐金を進呈。
 そのお礼と事業報告は既にご連絡を頂いておりましたが、わざわざお宮に来てくれたのです。
 本当に素晴らしい。本来こういう人が政治の中心となり、世の中を動かして良いべきなのではと常々思っております。
 でもって、持参してくれたお土産の一つ、お饅頭のパッケージに目を奪われました。
 「日本三大まんじゅう」と堂々と書いてある。自身で名乗るというのは相当の自信と確信があるに違いない。午後の外祭を納めて帰社。早速に調べてみました。
 三大と言うからには3つ有る訳で、東京の「志ほせ饅頭」・岡山「大手まんぢゅう」・福島「柏屋薄皮饅頭」がそれにあたるそうです。
 饅頭のルーツは三国志演義で有名な諸葛亮孔明でして、荒れ狂う川を鎮めるために人柱の代わりに人の頭をもした肉入りの饅頭を、川に投げ込んだのが始り。これは宮司も知っておりました。
 日本へは室町時代に中国浙江省から渡来した林浄因(りんじょういん)が伝え、肉食を禁じられている僧侶の為に小豆の饅頭を考案したのです。なので現在でも中国には小豆の饅頭はありません。
 この林浄因が奈良の漢國神社(かんごうじんじゃ)の前で饅頭屋を開き、それが大層評判となり、同社の境内には林浄因を祀る林神社が鎮座しております。
 林浄因は志ほせ饅頭を作っている塩瀬総本家の祖なり、江戸幕府が開かれてからは江戸に出店。明治初年からは宮内省御用となりました。
 ものの本のよれば日本全国には「万と十ほどの饅頭がある」と書かれておりまして、温泉饅頭のルーツが福島の薄皮饅頭で、備中岡山藩御用でお店が岡山城大手門付近にあったの事よりの大手まんぢゅうを入れて日本三大まんじゅうと。
 まあ、少し強引に見えるのはこの際は多めに見ると致しまして、日本人って「三大@@」が好きですよね。うちが一番と余り言わないところがまた良いのかも。
 饅頭は蒸しますよね。頂いた薄皮饅頭は御神前にお供えしてありますが、夕拝時に下ろしまして、汗で蒸された宮司の身体を癒して頂きましょう。
 夕方に下ろさないと、猫が食べちゃうんです。これ本当の話・笑

漢國神社(奈良市鎮座)
https://kangou-jinja.jp/
 
お供え物は夏のまま [令和6年9月1日]


 気付けば9月。今年の8月は外出する用事が多かったので、あっという間に過ぎ去った気がします。
 台湾の高雄市にある紅毛港保安堂へお参りに行ったのも、今年の出来事でしたっけ?という感じ。
 金沢をはじめ石川県には2回もお邪魔させて頂き、その度に能登半島地震の復旧と復興について、またこの地震が私達がすんでいる千葉県で発災したらとどうなるのかとも考えさせられたのです。
 今日9月1日は防災の日。101年前の今日に関東大震災が発災しましたが、地震と台風、その備えは出来ているか、もう一度見直してみましょう。
 本日はおついたちなので長月の月次祭を齋行し、玉体の御安寧と皇室の弥栄、国の繁栄と氏子崇敬者各位の平穏無事を祈願しました。
 重ねて、大安の日曜日。祈祷番は智勇権禰宜がフル活動してくれ、宮司は午前中に外祭2件を奉仕して参りました。
 台風から熱帯低気圧に変わったとは言え、蒸し暑さはそのままに。なので装束の下は汗だくになりながらで、危なく熱中症になりかけました。
 外祭ではお供え物を施主さんにご用意頂くのですが、お野菜や果物はなるべく季節のものをとお願いしております。
 今年も猛暑続きでしたので、お野菜などはお値段がそれ以上になっていたと思われ、ご負担をお掛けしました。
 暦の上では秋ですが、お供え物のラインナップを見るとまだまだ夏ですね。やはり水物が多いです。
 祭典後にはお下がりとしてお供え物は神社でお預かりをします。お下がりを食す、その季節のものを食す、それが元気に神明奉仕が出来る糧なのかもしれません。
 明日は外祭が3件有ります。今日と同じく蒸し暑いと思われますが、お下がりで力を頂き頑張って参ります。
 
まさしく二百十日 [令和6年8月31日]

「嵐の前の」

「こんなんなりました」
 台風、台風と騒いでおりますが、この28日に開幕したパリ・パラリンピックで29日に行なわれた競泳男子50メートル平泳ぎで、日本勢今大会金メダル第1号に耀きました。
 浦安市在住と言うことで、同じ千葉県民として嬉しさ倍増ですね。
 たた、金メダルを獲得した試合はテレビ中継がなく、ニュース速報のテロップで紹介され、ニュース番組で映像が流されました。
 日本とフランスの時差も関係していると思われますが、パリオリンピックでは予選から生中継をしていたものが、パラリンピックではほぼそれがない。
 3年前の東京大会ではパラリンピックも沢山中継され、その認知度拡大に大きく貢献しましたよね。
 日頃、多様化を声高に叫んでいるマスコミ各社、特にテレビ局はやっぱりうわべだけなのかな。
 でもって、冒頭に戻り台風10号は今日も迷走を続けておりまして、やっと紀伊半島沖合まで進んで来ました。
 ここから長野方面にと言うのが昨日までの予報だったんですが、なんと名古屋から北上して北陸方面に向かうと、今朝の天気予報では言われており、途中寄り道をしても結局は当初に予想された北陸に、なのか・・・
 今日は立春から数えて210日目にあたる雑節の二百十日(にひゃくとおか)になります。
 8月1日の八朔と今日から10日後の二百二十日の3つをあわせて「農家の三大厄日」と称します。
 この時期は台風の襲来や荒天になる事が多く、収穫前の稲穂にダメージを与えるからだと言うわけです。
 このため、各地では暴雨風を避ける風祭や風鎮祭が行なわれたり、当地佐倉では九月守といって、各家でお祓いを行ないます。
 明治5年の改暦まで使われた太陰暦では7月9日〜8月11日ごろになりまして、兼務である佐倉市城の麻賀多神社では7月28日に風祭を斎行。
 同じく兼務の佐倉市寺崎の神明神社では8月28日に風祭を齋行しました。
 今日の佐倉は台風に向かって吹き込んでいる南風が強く、それに乗って海からの湿った空気が作用して大雨となっています。
 添付した画像を見て頂いても判るように、ほぼ線状降水帯にまで発達しており、12時台は豪雨になってしまい、参道中央の石段も雨水が滝のように流れ込んでいました。
 先程書いた九月守。季節の変わり目に体調を崩さないようにとの願いも込められています。
 現在午後1時半。本来であれば夕刻に行なうのですが、少し雨も落ち着いてきたようなので宮司家では今のうちに九月守もお祓いをする事にします。
 
令和6年御例祭ポスター [令和6年8月30日]

「今年のポスター」

「花澤先生よりの画像です」
 台風10号、あなたは一体どこへ向かうのか。どこに行きたいのか悩んではいませんか?
 自転車並みの速度とは、台風の速度表現でよく使われるフレーズ。なのですが、今回の10号は「ジョギング並み」。
 皆さん、自転車とジョギングってどちらが早いと思われますか?自転車に乗っている人、走っている人の年齢層も考慮しないと判らないですよね。ここ笑うところです。
 そもそも台風は自走しませんで、上空を流れている風によって、只その身を任せて漂っているのです。
 なので冒頭の擬人化した表現はあくまでも物語調にしただけで、良い子の皆さんはけっして台風に意思があるとは思わないで下さい。
 一昨日ですが、佐倉中央公民館において佐倉の秋祭り実行委員会全体会議が開催され、神社からは宮司と本年度大年番代表の大槻達之間之町氏子総代が出席してきました。
 通常行なわれる実行委員会の会議は事務方と神社、そして氏子町の祭礼役員が参加しますが、全体会議は佐倉市・警察・消防・観光協会・交通機関とお祭りの中日に生中継をする高速広域ネット296の各代表も加わるんですよ。
 雑踏警備や火災予防などの具体的な話も有り、緊張感の漂う会合なのです。やはり賑々しくお祭りを行なうためには、それなりの緊張感が大事です。
 会議後には今年の御例祭ポスターが配布されました。取り上げられた画像は昨年の御例祭中日に夢咲くら館(新図書館)の駐車場で行なわれた山車の共演。
 手前から二番町・仲町・上町となっておりまして、本来であれば二番町と仲町の間に横町がいるはずなのですが、カメラアングルの関係で写っておりません。
 この日は良いお天気だったなぁ。翌日は御神輿の御旅所発輿祭直前まで大雨だったけど。
 今年の御例祭、このポスターの青空のように澄み渡る空模様になって欲しいですね。
 その前に台風10号さん、ジョギングから100メートル走、自転車並みから競輪並みにスピードアップをお願い致します。

※8月31日加筆
写真家の花澤信幸先生よりご連絡を頂きまして、山車揃いの時は横町は上町の右隣にいたそうです。
画像は横町が移動した直後のものになります。
花澤先生より送って頂いた画像も貼りますね。
 
朝からビックリ [令和6年8月29日]


 今朝の千葉日報一面、メインとして閉館と閉店の記事が掲載されました。
 閉館は佐倉市坂戸にあるDIC川村記念美術館で、閉店は市原市のヨーカドー姉崎店です。
 朝からあんまりおめでたくない記事の片隅には、野田元首相が立憲民主党の代表選出馬の意向と品薄コメを求めてと、千葉県にはもう少し明るい話題はないのでしょうか・苦笑
 詳細は個々で検索して頂くとして、川村記念美術館が来年1月からの閉館し、移転や運営中止とは。
 なんでも、運営する印刷インキのDIC、以前は大日本インキと言っておりましたが、そこの外部委員会でその方向性が示され、取締役会で了承されたんだそうです。
 元々あの場所は同社の研究施設があり、あんまり書けないような事も耳に入っておりましたが。
 都心から遠いけど、その分だけ施設に余裕を持っており、庭園も素晴らしいロケーション。
 閉館したところで、後継団体があるのかどうか。無いとしたらそのまま廃墟になってしまうんでしょうかね。何かしらの活用あれば良いですよね。
 佐倉市民としては驚いたわけですが、実はもっと驚いたのが今日の朝拝時に有ったんです。
 いつも通りに御殿の鍵を開けて昇殿。正面の御扉を開けようとした時です。なにやら視線を感じたその先には1匹の子猫。
 お互いに「ん!?」と数秒見つめ合いまして、子猫の周りを見るとものが散乱しておりました。
 直ぐに拝殿御扉を開き外へ出るようにと促しますが、あちらが興奮状態になり「フーフー」と怒り出しちゃって、子猫が走った先は御扉の反対側、本殿の方に行っちゃったんです・泣
 そちらでも「フーフー」やってて、結局5分程度かかり外に出て行きました。
 猫が御殿に上がるってよくある事なんです。大体は本殿の屋根と虹梁の間、本当に高いところなんですが、その隙間から入ってくるパターン。
 でも、これは子猫では出来ませんで、今回は多分、物の散乱をみても昨夕の夕拝後に御殿に閉じ込められていたんだと。
 春に生まれた子も少なくなりました。拝殿見扉から出て行く後ろ姿、結構サマになっており、このまま大人の仲間入りをしてくれるかな。