七峯の丘から

千成さんと佐倉さん [令和6年11月21日]

「お祓いです」

「良くお参りでした」

「紅葉したとちの木」
 俳優で歌手の火野正平さんがこの14日に逝去されたと、昨日報道がありました。
 75歳という、まだまだこれから活躍をされる年齢に、唯々残念でなりません。
 数々のドラマや映画に出演されているのは衆知ですよね。平成23年(2011)からはNHNのBSプレミアムで「にっぽん縦断こころ旅」という、自転車で国内を旅する番組に出演。
 今年も春と秋の旅が予定されていましたが、持病の腰痛により延期。夏の圧迫骨折により対向を崩され帰らぬ人となりました。
 こころ旅、再放送も含めて毎朝の楽しみ。これを見て活力を貰っていた宮司です。
 腰痛持ちとは知っていましたが、坂道を一気にペダルを漕ぎ上がる姿。今思うと想像以上に疲労をされていたんだと、目頭が熱くなります。
 にっぽん縦断こころ旅、また再放送してくれないかな。心からご冥福をお祈り致します。
 今日は二つの幼稚園にまつわることがありました。一つは千成幼稚園さんで、もう一つは神社裏手の佐倉幼稚園さんです。
 千成幼稚園では毎年11月に、年長組の皆さんが七五三参りとして来社され、園の年中行事にも記載してあるんですよ。
 今年は97人の園児さんがバズ3台に分乗して来社。拝殿前に整列をして宮司よりお祓いを受けました。
 その後に安川理事長を先頭に皆でお参り。既に当社で七五三詣の御祈祷を受けた子も多く、皆立派にお参りが出来ました。
 お参りが済むと、宮司より園児さん一人一人に絵馬のプレゼント。ここでも大きな声でお礼を言ってくれました。
 千成幼稚園の皆さんを見送った後に宮司が向かった先は、神社裏手の佐倉幼稚園。こちらにも毎年、園児さんに絵馬のプレゼントを行なっております。
 佐倉幼稚園の現在の園児数は7人。智勇権禰宜が通っていた頃とは比べものにならないくらい減ってしましました。
 ここ数年、閉園を巡りいろいろな報道がなされ、行政と保護者、勿論園との間でいろいろな議論がなされました。
 結果、残念ではありますが、令和8年3月末を以て佐倉幼稚園は閉園となり、112年の幕を閉じるのです。
 園児減少の理由は3年制への移行が出来なかた事が上げられます。佐倉市内の私立幼稚園の団体が反対したとも言われました。
 その中で、千成幼稚園の安川理事長は歴史有る佐倉幼稚園がなくなるのは忍びないと、3年制移行を支持したのです。
 結果は上記の通りですが、地元に生まれ育った安川さんの心意気が判るエピソードですね。
 シンボルツリーのとちの木が紅葉している佐倉幼稚園を訪れると、職員室から伊豆永園長が顔を出してくれ、絵馬を手渡そうとしたら、なんと園児さん達を連れてきてくれました。
 ここでも園児さん一人一人に絵馬を手渡し、突然のことで驚いた様子の子もいましたが、皆大きな声でお礼を言ってくれました。
 帰り際には宮司も一緒に皆で記念撮影。写真は保護者の方々に見せてくれるそうです。
 麻賀多神社ではこれからも、未来の佐倉を担う子供達の成長を、温かく見守っていきます。
 
年神様の奉製始め [令和6年11月20日]

「お祓いです」
 この方の事はあまり書きたくないのですが、食事の作法や握手の仕方、それって人間性や人格、それと共に育ちが判ります。
 とにかく汚い。そんなのが現在の日本国首相を務めている現実。一刻も早くお辞め頂きたいものです。
 初の外交で全世界に醜態をさらした、判りきったことだったのに、こんなのを総理総裁に選んだ自民党議員の諸君。選挙に負けて当たり前なのよ。
 さて、気が付けば11月も20日でして、月で言うと下旬に入ってきました。
 今日の佐倉は最高気温が8度と、昨日よりも4度低くなっており、一昨日から換算すると16度も低いことになります。
 社務所ではファンヒーターが稼働し始め、昭和5年の建築以来の襖からは、目が覚めるような冷たい風が。
 この風が眠気を覚ましてくれまして、始まった年神様の奉製が捗っております。
 年神様、新年を迎えるに当たって神棚の中心に祀られている神宮大麻を始め、幣束などが一組になっているものです。
 これを当社では約2500組ほど奉製をしまして、社頭頒布は12月1日からと決まっております。
 幣束やお祓いの折作業は既に完了しており、折終えたものを串に刺す作業を行ない、それを智勇権禰宜が一組ずつ封筒に入れていくのです。
 今年は年神様の頒布についてのお問い合わせが何件か入っており、気の早い方も思いつつ年の瀬を感じています。
 今のところ、今年は夜鍋仕事にならなくて済みそうです。今のうちに出来る事を順序よく進めてまいります。
 さてと、今日は幣束を800体ほど串を刺せると良いな。頑張ろう!!
 
黄色と日輪 [令和6年11月19日]

「中央にはっきりと日輪が」
 今日の最高気温は12度予想の佐倉。現在午後1時半過ぎ。その最高気温の時間を迎えております。
 昨日と比べると6度低いようでして、陽射しを頂いているものの、北風が入っているので気温が上がらないんです。西高東低、冬型の気圧配置なんですね。
 幾度と書いておりますが、今年は「秋」という季節が本当に短い。と言うか夏から冬になってしまった感が強いです。
 この2日間で北日本では積雪を観測して、まだスタッドレスタイヤに履き替えていない方も多いらしく、北国のタイヤ屋さんは大忙しと朝のニュースでやっておりました。
 宮司家では冬タイヤは持っておりませんが、ゴム製のタイヤチェーンは準備済み。本格的な冬になる前に点検をしておこうかな。
 寒暖差が大きくなると紅葉は一気に進みます。昨日も境内の紅葉について書きましたが、今朝の色づきは本当に見事そのもの。
 一の御神木は幹の中程辺りに緑が残っていますが、社務所前の銀杏は完全に黄色に染まりました。
 Instagramをなさっている方は、今日の麻賀多神社のアカウントに境内の紅葉をストーリーでアップしてあるので、是非ご覧下さい。
 朝拝時に参道から東の方向に顔をやると、境内の木々の間を丁度朝日が上がってくるところで、日輪が紅葉した銀杏の葉をすり抜けて輪を描きます。
 日輪(にちりん)とは陽の光が薄い雲に掛かって、その際に光の輪が現れる現象のことで、良い事が起こる知らせ、吉兆や瑞兆と同じ意味合いなんですよ。
 そう言えば、JR九州の日豊本線を走る特急に「にちりん号」があります。東九州の強い陽射しを特急名に表わしたんですね。
 大分から宮崎方面、神青協の理事時代は毎年のように出張がありましたが、このところご無沙汰。
 宮崎の青島神社、長友宮司さんとは時折お電話で話しますね。またあの日に焼けた笑顔を見に行きたいです。
 
色づきから舞へ [令和6年11月18日]

「綺麗なので暫くはそのままに」
 昨日投開票された兵庫県の出直し知事選挙。失職した斎藤元彦氏と元尼崎市長の稲村和美氏のデッドヒートが伝えられていましたが、蓋を開ければ斎藤氏が111万票余りを獲得して当選。
 次点の稲村氏には約13万票差をつけて、また前回よりも25万票も上乗せしたというのですがら、まあビックリです。
 これを受けて、今朝の情報番組では予想通り、コメンテーターが掌返しをしておりまして、下手なコントを見ているよりよっぽど笑わせて貰いました。
 今回もSNSが活動されると共に、その内容にはデマもかなり流れて、それを打ち消すことの難しさを表わしたと思います。
 なのですが、この選挙は斎藤知事が県職員にパワハラをしたというのが切っ掛けでしたよね。
 そして県職員だった方が自殺までしている。なんだかんだで、兵庫県議会全会一致で知事を罷免された訳で、その自殺をされた方はこの後どういう扱いになるのでしょうか。有耶無耶にしないで欲しいですね。
 明け方に寒冷前線が通過した佐倉。その影響も有って、今日の最高気温は昨日よりも5度低い18度。一気に冷え込みました。
 その冷え込みが境内の紅葉を一気に進めてくれまして、早い木では舞い散れ始めた銀杏も出てきました。
 明日はもっと気温が下がって、最高気温はなんと12度。どの辺りの気温が平年並みなのか、判らないご時世になりまして、この時期の12度ってどうなんでしょうね。
 一つ言えることは、舞い散った落ち葉の掃き掃除が本格化するという事。やっとその季節が来たんだと、東参道に舞い散った黄色の絨毯を観て思うのです。
 掌返しは見苦しいですが、紅葉の色の移り変わりと舞い散る葉の移ろいは、返す返すも美しいのです。
 
第16回酒々井新酒祭 [令和6年11月17日]



「今年の新酒」

「一喜新社長」
 数日前の話になりますが、今年8月の台風5号で被災し不通となっていた三陸鉄道の宮古〜新田老間が、この14日に3ヶ月ぶりに運転を再開したと記事のアップがありました。
 三陸鉄道、初の第三セクター形式で営業された鉄道で、朝の連ドラ「あまちゃん」でも重要な位置を占めたことは記憶にあるところですね。
 あまちゃんでは東日本大震災で壊滅的な被害を受けた三鉄の復旧が、津波で壊滅的な被害を受けた鉄道沿線の人達の支えになった事が描かれていました。
 その後も何度となく自然災害に見舞われた三鉄。沿線の住民も過疎化で減少し、経営は非常に厳しいものがあります。
 宮司は未だ三鉄に乗車したことが有りませんが、Nゲージサイズの車両は持っております・笑
 いつか三鉄に乗車して、久慈駅構内の三陸リアス亭で売っている名物「うに弁当」を食べつつ、車窓からのリアス式海岸を楽しみたいです。
 その時は是非にも地酒のワンカップも同行したいですね。六角精児さんの名番組「吞み鉄本線日本旅」を地でいきたいです。
 お酒と言えば、今日は麻賀多神社の御神酒醸造元の飯沼本家で「第16回酒々井新酒祭」が開催され、午前10時より新酒の清祓式と神恩感謝祭を奉仕して参りました。
 平成16年から始まった新酒祭。流行病下の3年は中止となりましたが、神事はその間も齋行していたんですよ。
 今年準備された新酒は4合瓶で600本。宮司が解除に到着したときには、販売ブースには既に長蛇の列が出来上がっていました。
 祭典には先月、社長から会長に就任した当主の飯沼喜一郎さん。新酒祭りを飯沼本家と共催している酒々井すいすい倶楽部の縣会長。そして酒々井酒米組合の齊藤会長が参列。
 そこに昨年も会場を盛り上げてくれた「ミスSake2023」の千葉県代表である齋藤ひかりさんも同席してくれました。
 司会は新社長となった飯沼一喜さん。なかなかの名調子で、話した後は自身で「拍手!!」と言って盛り上げて仕舞うのがいつものパターンです。
 祭典でお供えした新酒。お下がりを頂いてきたので、今日の夕餉で美味しく頂戴することに致しましょう。

飯沼本家
https://www.iinumahonke.co.jp/
 
干支絵馬ポップ作成 [令和6年11月16日]


 今回の総選挙で議席4倍と躍進した国民民主党。その目玉政策は「手取りを増やす」という至ってシンプルで判りやすいもの。
 それと玉木代表などがSNSを駆使して、若年層に浸透したのが、勝利の要因と言われております。
 103万円の壁と言われる控除の限界。これを上回る収入があると所得税が掛かり、106万円からは社会保険料が発生します。
 この103万円を178万円にアップするとした国民民主党の公約。要するに減税策でして、減税をするとそれを財源としていた地方自治体が財源不足に陥る。
 ここのところ全国知事会などで反対意見が出されるのはこの為で、玉木代表のいけないところは175万円に引き上げた後の財源は与党で考えろと言っちゃたところ。
 本来であれば、こういう財源が考えられるので、それであれば175万円まで引き上げられることが可能だからと言うべきなのです。
 これじゃあ、3年3ヶ月の悪夢と言われた民主党政権の二の舞。事業仕分けをしたら埋蔵金がザクザクと・笑
 まあいろいろともミソが付いているようですが、大都市圏では立憲の支持率を超えた国民民主党。次の総選挙で議席半減とならないようお気張り下さい。
 いつも乍ら前置き、落語で言うところの枕が長い七峯ですが、今日は天気も落ち着き七五三詣の御祈祷が続いております。勿論、祈祷番は智勇権禰宜が頑張っております。
 宮司も御祈祷をと言いますと、二つ返事で僕がやりますと来るので、袴は着けておりますが事務仕事とお正月の準備をしております。
 今日は来年の元日から頒布する干支絵馬のポップなどを作成。干支絵馬自体はまだ納品になっていないので、絵馬奉製業者からのデータを取り込みました。
 毎年、干支絵馬の作画は禰宜画伯が春先に行なっており、今年も懈怠無く原画が完成。奉製業者に送って校正をしております。
 実は御守や絵馬、破魔矢などを奉製する業者も、ご多分に漏れず人手不足と高齢化で納品が遅れ気味になっており、その分原画の提出期限が早くなっているんです。
 既に令和8年午年の干支絵馬作画に入っている禰宜画伯。来週は少し休暇を取って貰う予定です。
 
折り込みチラシ校正中 [令和6年11月15日]

「メインの画像は変わりません」
 本日午前6時32分、三笠宮崇仁親王妃百合子殿下が薨去されました。
 麻賀多神社職員一同、謹んで哀悼の意を表します。

 七五三詣の日でございますが、未明からの雨が小降りになってもお参りが少のうございます。
 多分、明日明後日の週末にドドドっとお参りにお越しになるのではと、社務所内で話しておりまして、現にお問い合わせの電話は続いております。
 なので、このゆったり時間を有効に使うべく、智勇権禰宜は年神様の幣束刺しで、巫女さんは来月のしあわせ月もうで御朱印奉製。
 そして宮司は来月15日に佐倉近郊の朝刊紙に折り込む、令和7年お正月のチラシを校正しております。
 と言いましても、余り紙面構成は変わりませんで、表面に記載している年号と干支絵馬のイラスト、裏面では厄除と方位除けの早見表の入れ替えぐらいなんです、例年は。
 例年はと申しますのも、実は麻賀多神社が鎮座している佐倉市を含む印旛郡市。千葉県神社庁印旛支部に当るのですが、現在神宮大麻増頒布指定支部となっておりまして、その事を紙面に活かそうという計画です。
 神宮大麻とは伊勢の神宮の御神札のこと。元々「大麻・たいま」とは麻薬のことではなく、神宮や神社の御神札を表わしまして、国語辞典を引いてもその様に記載されています。
 お伊勢さん自体のお参りは増加しているものの、全国で頒布されている神宮大麻の頒布率と頒布数は右肩下がり。
 当印旛支部においても、流行病の期間を通じて減退が続いて、増頒布指定2年目の最終年度である今年、数年振りに増体となりました。
 減退の原因は様々有りますが、一番は各ご家庭で神棚がなくなっている事が上げられます。
 御神札をお祀りする場合、神棚を設けるのが本義になるのですが、住宅事情などで無理な場合があります。
 その様な場合でも、本棚やテレビ台の辺りにお祀りして頂くのも問題は有りません。
 正月用チラシにもその様な主旨を載せて、多くの方に神宮大麻と氏神様の大麻をお祀りして頂きたく思います。
 さて、午後3時半からチラシの取扱店さんと紙面構成の打ち合わせ。本当に11月15日の午後なんだろうか・・・
 
読んでも小さな復興支援 [令和6年11月14日]

「合せる御神酒は珠洲の地酒」

「お一人様一枚どうぞ」
 アメリカのホワイトハウス。言わずと知れた大統領官邸ですが、バイデン大統領とトランプ次期大統領が、円滑な政権交代に向けて会談をしたそうです。
 前回も同じ顔ぶれですが、その時は落選したトランプ大統領が負けを認めずに会談を拒否。
 そんなこんなで、連邦議会に群衆が傾れ込む事態にまで発展したのです。今回はそれは無さそうですね。
 世界各地できな臭い、若しくは既に砲火を交える事態になっています。
 そんな時にアメリカ国内が揉めていては、ならず者国家のせせら笑いが高笑いになってしまうので、そこんところをよくよくお考え願いたい。
 さて、神社界の政治団体である神道政治連盟(神政連)。千葉では神道政治連盟千葉県本部と申しますが、来月上旬に石川県輪島市に入り、火災で焼失した朝市の河井町を氏子地域にする重蔵神社の復興支援をさせて頂く事になりました。
 宮司は金沢石浦神社の長谷宮司やライオンズクラブなどを通じて、能登へは震災後に数度足を運んでおります。
 神政連千葉県本部で副幹事長を仰せつかっている宮司。千葉県の神職で震災後に能登に入ったのは宮司のみと言うことも有って、上記の活動について現地とのつなぎ役をする事に成り、社務の合間にその仕事もしております。
 今日は大安ということもあり、御祈祷が続いておりますが、それが済んだら佐倉市社会福祉協議会に出向いて、復興支援活動参加者のボランティア保険加入の手続きをしてきます。
 その書類準備を昨夜行ない、晩酌は以前に石川県へ出向いたときに買ってきた北陸銘菓「ビーバー」の能登産ふぐ味と、須須神社の猿女権禰宜さんから贈って頂いた「能登いか煎餅」を摘まみに。
 珠洲の地酒を合せて、現地の様子に思いをはせ乍ら、暫しゆっくりとした時間を過ごしました。
 元日の地震も9月の大水害も、現地以外の人には遠い記憶になりつつ有ります。
 でも忘れないで欲しい。同じ日本の国の中で今まさに苦しい生活をしている人達がいることを。
 七峯をお読みの皆さんには、定期的に能登の話にお付き合い頂いております。それも小さな復興支援。
今日も七峯にお付き合い頂き、ありがとうございました。

※ 佐倉七福神カレンダーの配布を開始しました。 
 
金幣奉製 [令和6年11月13日]

「一体一体折り込みます」

「気持ちが良いですね」
 小春日和。小春とは本暦(旧暦)の10月を表わす言葉。今日は本暦だと10月13日に当りまして、丁度ピッタリの空模様となった佐倉です。
 北風が入るので気温は昨日よりも下がっていますが、それでも日向は暖かくて本当に気持ちが良いですね。
 今日は宮司が祈祷番。智勇権禰宜は久々の公休で羽を伸ばしているでしょうか。
 六曜は仏滅。まあ神社は関係ありませんが、御祈祷の予約が5件ほど入っておりまして、その2件が新車のお祓い。
 一時期はサプライチェーンの問題で納車がかなり遅れて、新車のお祓い自体が激減した時期もありましたが、この3ヶ月ほどはその反動で増えております。
 流行病って色んな所に影響が出たんだと、今更乍らに思い起こされます。
 社務所では徐々に、年末年始の準備が始まっております。今から始めないと大変な事になりますからね・笑
 その一つ。金色の幣束、金幣(きんぺい)の奉製を行ないました。
 通常の幣束は白の半紙を使って奉製しますが、金幣は金紙を使いまして、宮司が1体ずつ折と裁断。そして再度折の手順を取り、竹の軸を刺す手前までに作ります。
 この金幣がお祀りされる場所は特殊でして、鉄工所や金属関係を扱う工場の神棚に祀られます。
 これは金属の神様で有る金山彦命と金山姫命の「金」の文字から、その色を取って金色が採用されたのです。
 普段は殆ど頒布することがありませんが、年末年始には一定数のご要望がありまして、毎年この時期に奉製を行なっています。
 因みに、当社で使う金紙はかなり光沢が良いものでして、奉製中がかなり眩しい。老眼記期入って来た宮司には年々眩しさが増すのです・苦笑
 
北陸復興支援御朱印第3弾 [令和6年11月12日]

「ラフを仕上げます」

「ラフから線書き」

「墨入れ完成」
 昨日は朝刊の休刊日。今日の朝刊にはこの日曜日に投開票された首長選挙の結果が載っておりました。
 その内容はともあれ、日本のどこかで毎週日曜日は選挙の投開票が行なわれているんですね。
 まあ、年末年始は除いての事と思われますが、衆議院議員総選挙なんかの投開票日にまとめちゃえば経費も浮くのにと思うのは素人考えなんでしょう。
 開票にも人員が掛かるし、不祥事や不信任での辞任や議会解散でなければ任期途中で選挙と言うわけにもいかない。経費って、やはり掛かるところは掛かるんですね。
 国家にしろ地方の首長や議員にしろ、託された1票と議席にかけて確りとした活動をお願いしたいです。
 神社では七五三詣の御祈祷がメインの季節。その中にあってもお正月の準備が始まっております。
 令和7年の元日から頒布する土鈴は数種類が既に納品され、これから続々と到着する予定。
 今年は神輿倉が無いので、沢山配送されるであろう頒布品を仕舞えるのは社務所のみ。そこにも神輿倉から移動した荷物があって、さてと・・・と。
 まあそんな話は置いといて、禰宜画伯ですがここのところ凄まじい勢いで作画に取り組んでおります。
 この数週間で仕上げたものは、12月のしあわせ月もうで御朱印、来年夏に頒布する房州うちわの原画、そして北陸復興支援御朱印第3弾です。
 次の元日を迎えて能登半島地震発災から丸1年。今日までの間に能登大水害も起こってしまいました。
 麻賀多神社では正月2日より拝殿前に義捐金箱を設置。現在まで継続しており、多くの方々にお力添えを頂いております。
 当社と友好神社の金沢石浦神社さんとのコラボ御朱印帳。また上記の復興支援御朱印も沢山の方に受けて頂き、本当にありがとうございます。
 復興支援御朱印、当社では書き置きの形で頒布しており、朱印以外は墨一色。もっとカラフルにとのお声もあります。
 原画を禰宜画伯が描きまして、それを社務所で印刷をかけて裁断と社印を捺します。
 この際、墨一色を彩色では一枚当たりのコストが違ってきて、当然墨一色の方がコストが低い。
 コストが低ければ、その分を義捐金として能登に送れる。そう考えたのが禰宜画伯なんです。
 北陸復興支援御朱印第3弾は巳年のみーちゃんと、麻賀多神社の生き狛犬達の珠京くん、金沢石浦神社のきまちゃんと珠洲須須神社の高座さま。みーちゃん以外はお馴染み、いつものメンバーです。
 今回の作品はなんと、須須神社さんでもお正月から頒布することが決定!!須須神社さんは彩色バージョンになりますので、出来上がりが楽しみですね。
 復興支援御朱印第3弾を描き上げた禰宜画伯。既に再来年の干支絵馬の作画に入っております。
 少しヒートアップ気味の感がありますが、芸術家肌の方はノッテいる時と、そうでないときの差が激しいので、そこんところは禰宜画伯の思いのままに。