
今年もきまちゃんがやって来る!! [令和7年9月2日] | |
先月29日の話になりますが、JR九州新幹線の新八代駅に流れる発車メロディーに、地元出身で一昨年に亡くなった八代亜紀さんの代表曲「舟歌」が採用されました。 駅コンコースには八代さんのモザイク画やドレスも展示。八代ファンならずとも、行ってみたいですよね。 その八代市はこの2日後に31日投開票された市長選で、自公が推薦する現役が大差で敗北。 石破政権の支持率莫上げって選挙結果には有功では無い。まあ地元の事情も有ると思いますがね。 未だに先の参院選総括にもたもたしている自民党ですが、今日の午後に選挙後2回目の両院議員総会を開催しました。 しかるべき時に首相を辞すと冒頭の挨拶で表明した石破首相。党4役も辞任の意向をしましました。 しかるべき時って、それって今でしょう!!と林先生の台詞ではありませんが、#石破辞めるなデモより#石破辞めろデモの方が参加人数が多かった事を思うと、世論調査のデタラメさを改めて感じるのです。 さて、9月に入り完全に夏バテ気味の宮司ですが、来月斎行の御例祭に向けて準備も進めております。 昨日から今日に掛けて、御例祭中に境内で開催する「鎮守の杜のお祭り」の打ち合わせを順次行ないました。 令和元年の台風19号により、大神輿の渡御と山車や御神酒所の曳き廻しがお祭り2日前に中止決定となりました。 大神輿渡御は金幣奉持としましたが、氏子町内、特にお祭りに向けて準備を進めていた若い衆は呆然としたまま。 それを何とかしなければと、宮司と佐倉囃子保存会の平野会長とで話し合い、急遽開催することになったのが「鎮守の杜のお祭り」。 境内には地元の方が出店を開き、大きな縁台では町内入り交じってのお話しが奏でられ、普段のお祭りでは見られない光景が広がりました。 それ以降、流行病の期間も感染予防対策をして開催し続け、一昨年からは麻賀多神社と有功神社である金沢石浦神社から公認マスコットのきまちゃんの来倉と出店もしてくれております。 昨年からは能登復興ブースとして、木まちゃん団子に加えて能登産海産物の販売も始り、石浦神社の長谷宮司曰く、今年の出店はもっとパワーアップするとのこと。 能登の一夜干し、ちょっと見たかぎりですがかなり好評だったようで、今年は仕込みも昨年より多くなるのではと、そしてそれを摘まみに能登の地酒もやりたい宮司です。 分刻みのスケジュールの中で、それが可能かどうかはその時しだいですが、神人和楽として麻賀多の大神様にも御供えをしませんとね。 明日は大神輿の瓔珞と風鐸の修理をする予定です。細かい作業なので、そろそろ老眼鏡かハズキルーペを準備しようかな。 |
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ついたちお榊誕生話 [令和7年9月1日] | |
今日から9月。長月の月次祭を齋行し、玉体の安寧と皇室の弥栄。国の繁栄と氏子崇敬者各位の平穏を祈念いたしました。 当社では大体、毎朝7時45分くらいに拝殿の御扉を開扉するのですが、毎朔日は少し早く開扉をして、「ついたちお榊」を拝殿前に能登半島復興支援義捐金箱と一緒にセットします。 ついたちお榊を初めて何年になりますでしょう。神棚にお上げするお榊を神社で頂けませんかという氏子さんからのお話があり、それではと始めたのが切っ掛けです。 宮司に就任した25年前、境内には榊も少なくて、宮司家みんなで数十本の山榊と真榊を植樹しました。 なので一時期は袴よりも作業服姿の方が多くて、お参りの方に「神主さんはおいでですか?」と聞かれることも屡々。 植樹って植えて終るものでは無くて、根が動き始めるまでは朝夕の水遣りなど、結構手も掛かる重労働なんです。 お陰様で多くの木々が根を張り大きく育っていますが、やはり一部の木は途中で枯れてしまったり、カミキリムシにやられてしまったりと、一喜一憂して今日まで来ました。 榊ってそのままにしておくと枝が細く、あちこちに伸びて、玉串に使えないんですよ。 ある程度に成長したら、枝の先端を少し摘まんで成長点を分岐させて、そこから脇芽を成長させて行くんです。 これを繰り返すことによって枝の茂りが良くなり、綺麗な形の玉串を採ることが出来るんです。 実はついたちお榊に出している枝は、剪定の時に切ったものも入っており、氏子さんへの配布と合せて一石二鳥と言うわけです。 すっかり定着したついたちお榊ですが、社務開始の午前9時にはバケツの中が殆ど空になっており、もう少し増やそうか思案中の宮司。 榊もある程度成長すると上へ上へ伸びていくき、それも剪定しなくてはと言う時期に入っているので、来月はバケツの中のお榊も少し形状の違うものが混じると思います。 最初に神棚用と書きましたが、神社の形をした宮型が無くても御神札をお祀りすることは可能です。 先ずはお伊勢様(神宮大麻)と氏神様の御神札をお家にお祀りして、そこに花瓶に挿したお榊を添えます。 そこから始めて見ませんか?神様と一緒に暮らす素敵な生活。良いものですよ。 ※ 画像2枚目は先週の土曜日に行なわれた、神社と鏑木青年会、そして宮小路町第一の皆さんとの懇親会。 鏑木青年会が奉仕する麻賀多神社の大神輿を、初日の発輿と3日目の還御で迎えるのが宮小路町。 懇親と懇談も大いに盛り上がり、今年の大神輿渡御も無事に納められるよう結びつきが強まりました。 |
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38年振りでした [令和7年8月31日] | |
今日の気温、名古屋では40度越えを記録したそうです。まさに殺人的暑さで、地球が沸騰している感そのもの。 当地佐倉も最高気温は36度で、昨日はもっと高い37度だと先程知りまして、暑さへの慣れって怖いなと思った宮司です。 稲刈りも随分と進んで来ましたね。早いところでは、刈り取ったっ切り株から稲が育ち始めているのを見ることがあります。 このまま育てると二番穂が実りまして、収穫も出来るのですが施肥などを行なっていないため、食味は良くないと言われます。 飼料用としても活用できますが、なにぶんに農業は規制が多く掛かっており、何のための補助金なんだかと思うことも屡々(しばしば)。 でもこのやり方、既に実践している農家もあって、4月初旬に田植えをして超早場米を収穫し、その際に切り株を従来のものより高く残して施肥をすると、一番穂と同じ食味のお米が取れるんだとか。 政府もお米の増産に舵を切りましたし、温暖化でお米も早く収穫が出来る時代になりましたから、条件にもよりますが導入を検討してみてはと思います。 今日の宮司、午前中の社務を済ませてから車で向かった先は佐原。それも利根川の北側にある北佐原という地域に出掛けてきました。 ここでも稲刈りが随分と進んでいて、彼方此方でコンバインと運転する農家さんが頑張っておりました。 お伺いした同級生のお宅は38年振りで、宮司が中学3年生以来と、玄関ではお父さんとお母さんの懐かしいお顔が迎えてくれました。 便りのないのはよい便りと言いますが、先週の月曜日は25日になりますが着信がありました着信がありました。 丁度、新社務所の内装について設計監理の森田建築設計事務所にて打ち合わせをしている最中で、折り返すと電話の向こうから「いい話じゃ無いんだけどと」と沈痛な声が。 それは突然すぎる同級生の別れの知らせで、その理由を聞くに信じられないものでした。 葬儀日程も知らせてくれましたが、生憎その日は予定が重なっており、今日の弔問となりました。 玄関を入ると「勇人君!!」とお母さんが。本当に久し振りなのに、まるで去年あたりに会ったように呼びかけてくれました。 座敷に通して頂き、祭壇の向こうに笑顔の遺影は中学生時代を彷彿とさせるもので、玉串奉奠してからは暫しご両親とその経緯や昔話を。 悩みに悩んだ挙げ句の事だったとは言え、余りに早い旅立ち。 お祭りと神社が大好きだった彼は、退職したら勇人の所で働こうかなと話していたそうです。 お互いに年相応の責任とお役目も出来、これから男盛りだという年齢に入っていくのに、悔しかっただろうし悲しかっただろうと胸が引き裂かれそうになりました。 進退窮まるというか、人間って誰しももう駄目だと思う時って必ず有ると思うんです。 でもね、生きていればどうにか成る。頑張れなければ頑張らなくて良い。暫く惚けて、天井を見ているだけでも、息をしていればどうにか成るんです。 七峯をお読みの皆さん、皆さんのお近くにもし同じ様な悩みを抱えている方がいましたら、相談では無く話を聞いてあげて下さい。そして見守ってあげて下さい。 頑張れなんて言わないんでいいんです。突発的な行動にならないためにも。 残されたご家族の心の傷が癒される日を願って、また同じ事が繰り返されないように、私的なことですが七峯に書かせて頂きました。 ・こころの健康(千葉県) https://www.pref.chiba.lg.jp/kenzu/kokoro/soudanitiran.html ・こころの悩みに関する相談機関など(佐倉市) https://www.city.sakura.lg.jp/soshiki/kenkosuishinka/156/4845.html |
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長月の御朱印完成 [令和7年8月30日] | |
来月3日に中共で予定されている第2次世界大戦戦勝80年記念軍事パレードに、ロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金総書記が参列するそうですね。 中共の習国家主席と雛壇に並んでパレードを見学するんですが、よくもまあ悪の枢軸な顔ぶれが連なるものです。 そこによせば良いのに、現時点で憲政史上最低と言われる鳩山由紀夫元首相がノコノコと出掛けると中共政府から発表があり、息子に諭されている最中らしいです。 国ガチャなる言葉が流行りましたが、同じくして親ガチャなるものも有りまして、子は親を選べないと言う訳です。 今日流れた大阪発のニュースで、18歳の母親と19歳の交際相手が、生まれたばかりの赤ちゃんをポリ袋に入れて窒息死させるという事件がありました。 同居している親族が見つけたと続報があり、母親はどうしていいか判らなかったと供述していますが、なんとも痛ましく誰かに相談が出来ていたら幼い命は絶たれる事は無かったのではと。 上記のように子は親を選べませんが、親は子の人生を奪うことは出来ないし、絶対にやってはいけない。皆さんはどう思われますか? 8月も今日を入れて後2日。関東地方でも早いところは新学期が始まっていると思われますが、半泣きで夏休みの宿題に立ち向かっているお子さんも多いかな。 どこでも同じかもしれませんが、当社でも月末は毎月1日の月次祭の準備や会計の締め、ついたちお榊の採取など、普段より慌ただしくなります。 その1つが、毎月絵柄の変わる御朱印「しあわせ月もうで」の作画と奉製作業があります。 この御朱印は令和2年6月より始まったもので、早6年目に突入しており、多くの方に方に喜んで頂いております。 その月の祭典や風習、また歳時記を禰宜画伯が宮司宅の自室兼アトリエに巣ごもりして、題材に合せて画材や作風を工夫して作画するんですよ。 6年目に突入ですから、時には画題の選定に時間の掛かることもありまして、2日後から頒布を始める令和7年9月版はそれに当ったそうです。 今回は宮司家の生き狛犬達と境内に住んでいる狛猫達が仲良く汽車ごっこをして、秋の味覚を探しに出掛けるというもの。 現実にはそうはならないのですが、メルヘン調の中に季節を感じられる仕上がりになっています。 猛暑と高温の影響で、農作物に少なからずの影響が出ていますね。お米然り果物然り、そしてお魚然りと。 四季を感じられる国が私達の日本ですが、四季から二季に変わる日も近いのでしょうか。 お魚と言えば今年は朗報が入っていまして、この数年に渡り不漁と小型化していた秋刀魚が、型の良いものが豊漁と言うじゃ有りませんか。 宮司も早速頂きましたが脂も良い感じで、焼いても刺身でも楽しめますよ。 まだちょっとお高めですが、これから庶民の懐事情に優しい風が吹いてくれることを願っておりお増す。 |
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打ち水リフレッシュ [令和7年8月29日] | |
毎日毎日こうも暑いと、正常という言うか一般的な思考に赴かない方もおりまして、只今の筆頭が石破総理。 この人ほど自身の言動に一致性が無い方も珍しく、安倍総理が選挙で負けたときに「私だったら即座に辞めて、落ちた人の所に行って謝って回る」と言い放つ。 麻生総理の時も同じ様なことを言っており、記憶に無いのか虚言癖なのか、いずれにしても日本の舵取りを任せ続けられます? その自民党も総裁選の前倒しについてささっと決めれば良いのに、やっとの事で前倒し賛成者は署名捺印をしてとの方針が決まる。 これに日和っている議員もいる様ですが、賛成の署名を提出しない議員は石破総理続投で良いと言っているようなもんで、それすら判らないのでは、国会議員の責務である立法なんて出来やしませんよ。 世界が怒濤の渦に巻かれている今、日本だけがチンタラチンタラしている暇は無いのです。 因みに新総裁に選出されたところで、衆参で過半数を持っていない自民党ですから、総理総裁という確証はありませんので悪しからず。 今日の宮司は午前中に会社事務所の竣工式を奉仕。祭段の真上がエアコンでしたので、冷風を浴びながらの祝詞奏上でした。 午後からは新社務所建設工事現場での打ち合わせ。現場監督さんと設計監理の森田さんとで9月末に予定している仮引き渡しについて、スケジュールの確認と工事の進捗状況を致しました。 工事ってね大体遅れるものでして、初期の予定では8月末には大方の工事が済み、外構工事をしての引き渡しとなっておりました。 今のところは半月程の遅れが生じており、スケジュールで余裕を見ていた期間を使って仕上げるという事なんですね。 奉賛会も大詰めとなって来ており、そこに御例祭の準備も重なり、宮司の頭の中もかなり熱くなっております。 そんな時には境内で打ち水をして、体感温度と気分をリフレッシュするに限ります。 こう書くと、麻賀多神社で打ち水をして有る場合は、宮司がリフレッシュする理由が有ると思われますが、それも半分と言うことにしておきましょう・笑 今日は本暦(旧暦)の七夕。打ち水した参道が天の川のように見えるかな。そして今夜は綺麗な天の川に鵲(かささぎ)の橋渡しを見ることが出来ると良いですね。 |
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木札守奉製開始 [令和7年8月28日] | |
読売新聞、どうしちゃったんでしょうか。昨日の朝刊一面に日本維新の会所属の衆議院議員が秘書給与詐欺容疑として浮上したとありました。 そして午後には同会所属の参議院議員が同じ容疑で家宅捜索が入ったとあり、維新は終り?みたいな感じに思えました。 そして今日の朝刊はその参議院議員の記事が一面に載り、同じ面で前出の衆議院議員の記事は間違いと訂正。 これって、マスコミでは絶対にやってはいけない、その方の政治生命をも脅かす重大事案ですよね。 新聞記者が自身の足で取材から、ネット上の話題を摘まんで記事にすることが増えてきましたが、それだけ能力が落ちているというか、コピーアンドペーストで育った世代なのか。 新聞を筆頭に既存のマスコミはオールドメディアと括られておりまして、そのオールドメディアが挙って流しているのが、石破総理の支持率が莫上がりしているという記事。 特に自民党と立憲民主党支持層が石破内閣を支持しているとあるのですが、宮司の回りの誰に聞いても石破内閣を支持している人っておりません。 特に自民党支持層で言うと、兎に角一日でも早く総理大臣は違う人になって欲しいと言う意見で、野党に下野してでも良いから変えて欲しいというご意見も。 世論調査方法に問題があるのか、石橋支持層にしか聞いていないのか、はたまた提灯記事なのかは不明ですが、新聞のコラムが好きな宮司は複雑な心境です。 いずれにしても、読売新聞は今回のことでまた部数を減らすんでしょうな。朝日新聞の後を追うように。 8月も今日を入れて残り4日。今月頭に53歳となった宮司ですが、改めて日にちの経つのが早く感じます。 毎年9月1日から頒布する御例祭の木札守、今年も奉製を始めました。 実は昨日と今日、智勇権禰宜は公休でして、この2日間はほぼ宮司のワンオペで社務を行ないました。 今日は御祈祷の予約が数件入っており、その合間を縫っての奉製作業。昨日のうちに準備をしていたので、隙間時間も有効に使う事が出来ました。 物価高の並みは神社界にも平等に押し寄せておりまして、木札守も今年から初穂料を改定させて頂きます。 ワンコイン500円で20年お出ししてきましたが、200円ほど上げさせて頂きますので、ご寛容の程をお願い致します。 今日は110体の奉製を行ないました。明日は200体を目指して頑張りますと共に、一体一体に心を込めて丁寧に奉製を続けます。 |
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草抜きやりきりました [令和7年8月27日] | |
本州を東西に前線が走っており、それが南下するために湿った南風を吸い込んでいます。要するに暑い。 まあ、今日に限ったことではありませんが、今夕から北関東では傘マークが付き始めており、東京も雷が発生するとの予報。 それであれば、久し振りに佐倉も雨が降るのかと思いきや、予報図では雨雲は到達せず、この先も暫くカラカラの晴天らしいです。 それに引き替え、少雨を嘆いていた北海道は線状降水帯が発生しての大雨。 水不足で馬鈴薯が大きくならないとニュースが流れたら、その翌日に道路が冠水するくらい降ったそうで、いい塩梅に降れば良いのにね。 先述の前線は北陸も通過したそうで、金沢石浦神社の長谷宮司のSNSには、バケツならぬ消火栓が壊れたくらいの豪雨がアップされて、先日の大雨を彷彿とさせる光景でした。 そんな中に、宮司はこの日曜日から手を出した石垣沿いの草取りを行ないまして、本当に細かい物を除けば草取り完了と、やりきった感満載で七峯を書いております。 雑草って本当に強いですよね。こんなに雨が少なくてもスクスク育つ。というか伸びる。 草には草の言い分というか、知恵というか、生き延びる術があるのでしょう。雑草根性とはよく言ったものです。 何故この暑い時期に草取りをと思われるかもしれませんが、これも秋の御例祭を迎える準備の一つでして、今のうちに出来る事をやっておかないと、穴かっちんになったら本当に大変なんです。 草取りとその後始末は午前中いっぱい掛かりまして、社務所に上がり草の渋で真っ黒になった手を洗い、冷蔵庫を開けると目の前には冷えたトリスハイボールの缶が。 これで仕事終わりだったら開けたのでしょうが、まだ半日お仕事がありますので、ここはググッと我慢我慢で、同じく冷やしていた炭酸水で喉を癒します。 癒す、あの刺激は癒やしになるのかどうか、ジガってくるのがまた良いんですよね。 今夕は宮司が所属している佐倉ライオンズクラブの移動例会でして、みんなでバーベキューをやっちゃおう!!との内容。 よく冷えたハイボールはそこまでお預けになりますが、楽しみがあると仕事も捗る。 今日もよく働きました。明日やることも準備が出来ているので、今夕は仲間たちとリフレッシュしてきます!! |
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今年は肴町 [令和7年8月26日] | |
日本列島のどこかで線状降水帯、線状降水帯と毎日のように報道されていたのが昔に思えるくらいに小雨が続いております。 境内の地面もまたひび割れてきまして、水遣りに全身汗だくになる宮司です。 佐倉や近郊でも順調に稲刈りが進んでおり、農家の皆さんも体力的には大変ですが、収穫の喜びがそれを上回っているんじゃないかな。 今年の新米、スーパーマーケットでも見かけるようになりましたが、予想通りに昨年よりも頒価が上がっております。 これは当然でして、農協などの米集荷業者が買付価格を昨年の1,7倍くらいにしているから。 米農家の収入はこの時に決まるわけで、令和6年産米(昨年産)は価格が高騰しましたが、農家からの買い入れ価格は以前のままでしたので、どっかの誰かが儲けた事になります。誰なんでしょうねぇ。 そして米が足りないと散々ッパラ報道されましたが、備蓄米の放出は有ったり品薄になったにせよ、店の棚から米が無くなる事は有りませんでした。 有るんですよ米は。どこかに、そして誰かが持っていて、儲けているんです。 さて、麻賀多神社の御例祭は、五穀豊穣の感謝を神様にする秋のお祭り。宮司家では御例祭を納めてから新米を頂くことにしております。 ただね、これは基本であって、お祝いの席などでの食事では、お祭り前に新米が出されることもあって、特に新米を炊いたから食べてよと嬉しい頂き物もありまして、その際は一度御神前にお供えしてから、そのお下がりを頂くことにしております。 今日は御例祭、別名「佐倉の秋祭り」の全体会議が行なわれ、氏子各町と行政機関、また警察と消防関係者が一堂に会するものでした。 お祭りを賑々しく行なうの基本は安全が第一。細かい事の積み重ねが重大事故に結びつきますので、皆で協力し合い危険性を除去しなければ成りません。 特に雑踏警備や露天商の火気に関する事は、他地域で死傷者が出る事故も過去には起こっており、もしその様な事になればお祭りの存続にも関わるので、より気を引き締めなくては。 会議後に今年のポスターが配布され、神社分の50枚を持ち帰ってきました。 今回は昨年に山車が復活した肴町竹生島龍神1本が、ポスターの真ん中に大きく掲載された構図。 西日に照らされた竹生島龍神の赤い御髪(おぐし)がなんとも綺麗、且つ今にも舞い始めそうで、肴町の方々の嬉しそうな顔が浮かびます。 謡曲「竹生島」を題材にした山車人形。江戸は神田神社の氏子地域から明治12年(1879)に佐倉へ嫁いできました。 能の謡(うたい)では一番最初に習う曲が竹生島。宮司も少しだけ囓った謡なんので、七峯を書上げたらコソッと一節を口ずさもうかな。 |
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角字の宮小路 [令和7年8月25日] | |
暦の上では残暑という季語に入っているわけですが、残りと言うには暑すぎまして、週間予報だと35度を超える日が続くみたいです。 皆さんにもどうかご自愛を頂きまして、無理な外作業はしませんように。 と、書いている宮司は今日も石垣沿いの草取りを行ないました。今夏はお手伝いさんが少ないので、どうしても職員一人分の作業量が多くなっております。 さて今日のことですが、台湾の移民暑から日本人2人を強制退去処分にしたと発表がありました。 何をしでかしたかと思えば、首都台北の繁華街で事も有ろうに、中共国旗を掲げて「台湾は中国のもの」と発言をしたとか。 これ自体が台湾の法律違反になりまして、その前にこんな事をする日本人って、生まれも育ちも日本なの?と勘ぐってしまいます。 思想が赤く染まっているのか、それとも帰化という方法で日本人になったのか、そこのところを知りたいですね。 先の参院選東京選挙区で立候補した平野雨竜さんは、このようなことを危惧して政策を訴えておりました。 平野さんの政策についてはネットでも掲載されていますので、検索してみて下さいね。 8月も下旬となり、氏子町では山車や御神酒所の点検作業が、頻繁に行なわれるように成ってきました。 神社境内の西側には、南側から宮小路町第一、並木町、上町、横町の山車倉、若しくは神酒所倉が並んでおり、ここ毎週末はどこかの町内の倉が開かれ、準備と点検が行なわれています。 一番多いのは宮小路。お揃いのTシャツに今回は前掛けまで作っての気合いの入れよう。 前掛けには角字で向かって右から「佐倉宮小路」と書かれています。 角字とは書体または文字紋の1つ。正方形の中に曲線を用いずに書く(描く)文字で、江戸時代に生み出されたとされます。 お祭りの袢纏や提灯に使われる事も多く、ネットの書体無料ダウンロードでは「お祭りフォント」に分類されたりもしているんですよ。 宮小路町祭礼委員会より作業日程の連絡を頂いた中で、昨日はなんと朝の7時に作業開始とあり、一体何をするんだろうと智勇権禰宜と話しておりました。 そうしたらですねぇ、神酒所倉の扉を新調するとして、朝拝後に新聞を取りに行くと既に前に使用していた4枚扉は外されており、扉を取り付ける柱の修繕に取り掛かっておりました。 宮小路の神酒所倉、かなりの年代物で、かつ真っ直ぐに立っていないところに真っ直ぐな扉を付けるのですから、微調整が大変なんです。 結局、作業が終ったのは午後7時過ぎで、丸丸半日掛かったことになります。 今朝、その出来映えを確認しに行くと、紺地に白の角字で「宮小路」とどうどうに書かれており、宮小路の「ミ」と語呂を合せた白の3本線も良い感じです。 古めかしかった神酒所倉も、扉一つでこんなにも表情が変わるんですね。 因みにデザインと配分、そして文字書きは全て宮小路の皆さんで行なったとか。さすがDIYの宮小路です!! |
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締めの作業は提灯点検 [令和7年8月24日] | |
夏の甲子園が昨日に閉幕したわけですが、優勝した沖縄尚学や準優勝した日大三高の話題が続いて盛り上がっていますね。 闘志むき出しで、試合後も戦々恐々としていた時代はもう昔の話。お互いを称え合う姿は素晴らしいものです。 それにしても校歌って、学校によって本当に違うものなんですよね。 以前は勝った学校のみ試合後に歌いましたが、今は3回の表裏でしたっけ、両校の校歌が流れます。 今大会で一番長いとされたのは、秋田県代表の金足農業で、一番短いのは横浜。次に沖縄尚学らしいですね。 千葉県内の高校で一番短いだろうと思われるのが銚子商業。なんと1番には高校名や地元銚子の名すら出てこないで、歌詞は「犬吠埼は身を立てり」と勇ましく締める。 千葉県大会の模様を千葉テレビで見て、幼いながらに凄い校歌があったもんだと感心をしたのが懐かしいです。 今日は午前中に地鎮祭があり、その後に保護司としてのお役目をしまして、午後からは境内の大掃除。 兎に角雨が少ない今年の夏、スダ椎や欅の枝葉に水が届いてないので、この時期としては異様に落ち葉が多いんです。 今日は佐倉市指定可燃物ゴミ30リットルの袋で、11個分もの落ち葉を回収。 木陰での作業でしたので、熱中症の心配はありませんでしたが、玉のような汗が流れ続けました。 11袋を神社向かいのゴミステーションに搬出をして、振り向くと石垣下には雑草が騒然と、そしてスクスクと育っておりまして、一度目に着くと草取りをしなければと言う思いにかられて、30分ひたすらに草取り。 やりきった感で社務所に戻り、午後から本来するべきだった作業に入ります。 秋の御例祭まで1ヶ月半ほどとなり、提灯の張り替えを発注しなければなりません。 以前だと神輿倉に提灯を仕舞っていたので、思い立ったら点検が出来たのですが、その神輿倉も新社務所建設のために解体され、提灯箱は氏子総代宅の倉庫に移動しております。 麻賀多神社例大祭、別名佐倉の秋祭りは「提灯祭り」とも呼ばれるほどに、御神輿にも山車や御神酒所にも、そして奉仕をする宮司や神社役員、氏子がそれぞれの役職名が書かれた提灯を奉持。 その数や御神輿に付くつ神社役員だけでも80個以上と、その準備と仕舞い、管理は結構な労力なんです。 なので、仕舞いの時には破損がないか、あと何年使えるかなどを確り調べてから、それぞれの役職、そして修理の有無別に箱に入れるんですよ。 そのせいもありまして、提灯の点検はスムーズだと1時間ほどで終了。そのまま発注となります。 一年に3日間しか使わない提灯ですが、紙と竹と撥水の油で出来ているので、仕舞っていても経年劣化が起き、破損が見られない分類の箱も一度確認をするんです。 今回は13個ほどを新調します。提灯の制作費も大事な浄財から支弁しますので、丁寧に使って長持ちさせております。 只今午後6時半。提灯の発注も済んだことだし、境内掃除も頑張ったことだし、ゆっくりとお風呂に入って晩酌と致しましょう。 |
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